空いている関空国際線フロアー、講演準備の側面、橋下知事の運動時間

昼頃に出発する便なのですがすこし早めに関空に着きました。ずいぶん閑散としています。前回のフランス行きの時は4月末でしたがあの時の混み方に比べると5分の1くらいです。この間、航空運賃とガソリンの値上げ、景気のはっきりした後退、福田内閣の無策などなど、庶民はやはりこういうときは亀かカタツムリが殻にこもるようになるのでしょう。
わたくしは実は帰国は一度シンガポールの別の学会にいってという、強行スケジュールを考えていたのでしたが、どうにも厳しいのでやめました。シンガポールの主宰者のMさんには申し訳ないことでした。

こういう時の講演準備は時間がかかりますが、無駄ではありません。昔のスライドなどにすっかり忘れていたデータとかやり残した問題などが見えてくるからです。いまの眼で当時のデータを見ると、また違った考えが浮かんできて、あれこれと考えてしまいます。ラボの誰かに声をかけたくなる時もあります。時間がかかるばかりで焦る面もありますが、そういうわけで楽しく非常に役にたつ面もあります。

橋下知事が執務時間のあいだにジムにでかけて、そのときに公用車をつかった、これは私的なものだからけしからんという、トーンの朝日の記事。府幹部の言葉を借りて緊張感が足りないとか。
知事は府民の意見を聞きたい、というものです。
わたくしは府民ではありませんが、この議論に参加させてもらいます。

別にいいじゃないですか。VIPなのでひとりじゃいけないでしょう、SPも付くのでしょう。たぶん。タクシーで行けばいいのか。寸暇を惜しんで昼も夜も働いているのであれば(そうなのかどうかは知りませんが)、日中にあいだ時間に運動をするたいへん結構ではないでしょうか。わたくしも食後散歩したり、手作り市にショッピングにいったりしていますが、それで研究が遅れるどころか、格段に進んでいる感があります。
体を使い、心をリラックスするようなことが勤務時間帯のどこかで無ければ、いけないでしょう。VIPになればなるほど、休み時間などは規則的にとれないので、そのような時間を私的なものとする、このいじましい、創造性の完全に欠落した発想がいちばんいけないと思うのです。
そういう堅いことよりも、知事室にきれいどころが遊びにくるくらいのことがあってもいいじゃないですか、という大阪府民はおおいでしょう。結局そんなことより、何をやったか、ということで府民はしっかり判定するでしょう。

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