報告会つづき、研究の進展

きょう朝から二日目の研究報告会でした。Aさんのは80分くらいかかりました。大切な機会ですから、これでいいでしょう。
お昼を、H君とFさんと一緒に食べてこれからの方針を語りました。Fさんは元気もよく新人ですがどんどんデータをだしてくれてたいへん頼もしい。指導しているH君も口数はすくないものの実に適切な言葉で教えているので、傍できいていていつも感心します。
こういう研究分野を自分がやるようなことになるとはまったく思っていませんでしたので、不思議な感があります。しかし染色体研究に残された未知の大陸(の一つ)とおもっています。
食後に、メールなど急いで対応したりして、そのあとラボ内でオックスフォードのMさんと進捗について立ち話で議論して、そのあとオフイスに戻って、N君とデータの吟味とこれからやるべき実験についての話し合いをしました。やるべきことははっきりしていると思うのですが、でも現場の人間の意見をきかねばなりません。
吟味のあいだに、表内の沢山の数値や記号などを見ているうちに、わたくしある発見をしてしまいました。
できることなら、N君自身にして欲しかったので、データを見ながら、なんか面白いこと見つけてしまったよ、指さしてといったのですが。
ともあれ、喜ぶべき発見だし、若いN君が年寄りのわたくしにこの発見をゆずったと考えましょう。ともあれ、これでなにかはっきりした山が見えてきました。ありがたいことです。研究費の説明責任の中心になるプロジェクトの一つですから。
3時を過ぎたら外を見ると猛烈な夕立です。
でも京都駅に向かって関空経由で沖縄に向かわねばなりません。
出かけるときにHN君がやって来てこのあいだ質量分析で出てきたタンパクの素性がなんであるかを言ってきました。まさに壷にはまるような素性でした。予想というのはなにかが当たると、芋ずる式につぎつぎにつながって色んなことが分かるものです。
かれもこういうタイミングで遠慮しないで言ってくるのはやる気が相当上昇してきたのかもしれません。
沖縄のホテルには深夜ではありませんが、夜遅くなるので、旅モードの気分になって、つまり気分を弛緩して、到着までの時間を過ごしましょう。

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