この日中の猛烈な日の強さとうちひしがれるような暑さ。
ラボに出てきて、昼飯時に外出しての感想です。
さすがにラボは閑散としています。
昨日の夜は運良く、なでしこジャパンとノルウエーの一戦、5−1で勝つ快挙をリアルタイムで見られました。勝負への執念が、男子チームとは格段に異なるようです。
これで準々決勝に出られて、他の組で一位の中国チームと15日にやるとか。それはぜひともまたみたいものです。中国人民の応援ぶりを見るのも楽しみです。
谷本選手の柔道もリアルタイムで見ました。彼女も前回金メダル組で、どうも今回は前回の金メダル組が目立ちます。
しかし、ニッポン柔道は勝ったときには彼女のように、飛び上がってあんなに喜んでいいとは知りませんでした。敗者があまりにも負けて茫然自失しているので、柔道もこんな風になったのだな、勝負に極端にこだわるようになったのだな、と思いました。しかし、すべてが一本勝ちの彼女は柔道のあるべき一つの姿を示しているのでしょう。
しかし、喜怒哀楽が激しい方が、柔道はいいのでしょうか。そういえば、内柴選手も優勝した後で、観客席に向かって妻子の名前を呼ぶ続けていました。
もうひとりの連覇期待組のマラソンの野口みずき選手、涙の欠場決断とか。気の毒です。周囲が何をやっていたのか、カーテンの向こう側で分かりません。野口選手のおやごさんは、ずっと神社に祈願していたとか。
実はわたくし、これ高橋Qちゃんのたたりとひそかに思っていました。
このブログ読者はまたかとおもうでしょうが、わたくしはたたり信仰者というか愛好者というか、なにかある、とたたりに結びつける癖がありますのですが、嫌いなひとにはご勘弁をねがいます。
つまり、前回のオリンピックQちゃんをお情けでもいいから、入れれば良かったのに、温情すぎる協会と非難されても、日本初の女性マラソン金メダルを顕彰、温存をはからなかった、たたりが今出てきているというのが、いまのわたくしの見立てです。誤解のないようにいえば、高橋Qちゃんが個人的に恨んでいるとか、そんな話でなく、日本において偉大な貢献者にそれにふさわしい待遇というか扱いをしないと、たたりがやってくるというものです。
野口選手のこのつらさ、くやしさは個人的責任に帰せられる原因からとはおもいません。
なぜスイスの山の中で個人トレーニングに励む必要があったのか、わかりません。時がたつと、いろいろな葛藤がみえて来るような気がします。
ところで高橋Qちゃん、いまだ現役のようです。
このふたりの金メダル選手、こころのというか魂の置くところ、日本社会のなかで考えないといけないのではないでしょうか。昔だったらスポーツ振興のために、巨大な鎮魂神社をつくったのでしょうが。