定期健康診断、ノーベル生理学・医学賞

きょうは定期健康診断で、昼飯はたべないようにという指示なので、空腹なので少し早めに、ちょうど昼食の時間にブログを書きます。論文書きのような仕事は空腹時はつらいので。米国の共和党副大統領候補の演説の音声をBBCで数分聞いて、フーンという感想です。

一ヶ月もするとまたノーベル賞の季節です。ノーベル生理学・医学賞の受賞者は日本の科学者では利根川進さんだけですから、しかもお仕事はスイスでの成果ですから、いまだメードインジャパンの研究でこの賞をとった日本人はいません。
その点、物理や化学の分野に比べるとかなり肩身が狭い気がします。なお日本では医学生理学賞とよくいわれますが、生理学もしくは医学(Physiology or Medicine)なので生理学・医学賞が本来は適切かとおもいます。
もちろんたいへん激戦ですから、たぶん実際にもらう人のすくなくとも百倍、たぶん数百倍のひとたちがわれこそはと思っているようなので、今年は誰がなぞと聞かれても、答えられるはずもありません。発表の日のだいぶ前にもう既に決めているとかいうので、もうことしの分も決まってるかもしれません。
きまったのを聞いても、もらっても不思議はないとおもうような人たちです。
現役の頃、文科省などで研究費の増額をお願いにいけばたいてい一度は、先生方いちばんいい研究費増額の方法はノーベル賞をとることですよ、といわれたものでした。反論の余地のない意見です。
今回のオリンピックで惨敗なところは肩身が狭いように、まあわれわれも正直同じようなものかもしれません。今回のフェンシングで銀メダルを取ったときの、日本フェンシング協会とかフェンシングクラブの人たちが喜ぶようなことが、われわれにもあるといいのですが、こればかりはひとさまが決めるものですから。

しかし本当のところ日本人でもらってもまったくおかしくない人たちは何人もいたし、そしています。現在形と過去形になっているのは、過去形はお亡くなりになった方々です。現在形は差し障りがあるので名前をあげるのはやめておきます。

沼正作先生と西塚泰美(やすとみ)先生については本当に残念、としか言いようがありません。なぜ駄目だったのか、なにがあったのか、わたくしにはわかりません。くりかえしますが、ほんとうに残念でした。

日本の生命科学は、日本のサッカーよりははるかにましだと思うのですが、でもじゃオリンピック競技でいうとどのくらいかというと、水泳や柔道にはとうてい達していませんし、金メダルがノーベル賞とするのなら、銅か銀メダルを獲得したことのある競技くらいのものになってしまうのでしょうか。国民の目線で言えば。そうすると、フェンシングくらいかもしれません。その割には沢山研究費を使っているな、と言われるのが困るのですが。
しかし時がたてば女子ソフトボールくらいの関心をかちうるはずだし、かならずそうなるだろうと思っています。

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