米国大統領選挙、数値のうえで圧倒的な差ででバラック・オバマ氏が勝ちました。
敗者となったマッケーン氏はいさぎよく、一緒に国難に立ち向かおうといったようです。
米国にとって新しい時代、チェンジの時代がやってくるようです。
世界にとっても米国発の金融の破綻で不況が大規模にやってきそうな時代、この新しい大統領に期待するものは大きなものがあるのでしょう。
日本にとってもどういうかたちで影響がでるのか、興味津々ではあります。
しかし、本当の話、未来を予測することは大変困難でオバマ大統領がどのような時代の大統領になるのか、米国にとっても、世界にとっても、日本にとっても自信をもって予測できる人はだれもいないでしょう。
わたくしはオバマ候補の演説を聞いたときに、かなりいやな感じを受けました。耳にここちよい言葉の羅列で、いったいどんな内容があるのか、たいへん疑問に感じたものです。率直にいって、かなり疑心の念で聞いたものです。
しかし、この演説が米国の多くの人々の気持ちをつかみ、結局この演説の技術によって大統領の座をかちえたようなのですから、いかにわたくしが不明であるかは明らかです。しかし、まったくわたくしには依然としてこの演説の良さが分からないので、不思議でなりません。
しかし、欧州でも若者や知識人を中心にオバマ候補の人気は絶大で、もちろん初のアフリカ系の米国大統領ですから、アフリカでは熱狂的な人気がでるでしょう。
さすが、米国世界をまきこむような大統領選をやったものです。
とりあえずは、熱狂がだんだん冷める過程でこの新大統領の真価が問われる頃にまたかんがえてみたいものです。いまは見物客のきもちでこれからの成り行きを見ていきたいものです。