次世代のDNA塩基配列装置のはなし

あした朝からのシンポジウムの準備をしていますが、東京に着いても、夜もその準備が続くのでしょう。
評価とシンポジウムと二本立てですから、土曜の評価委員相手のほうの発表の準備も考えておかないといけません。

日曜には夜おそく到着予定で沖縄にいきます。他にも用事があるのですが、月曜に次世代のDNA塩基配列決定装置などの説明があるのでぜひ聞いてみたいとおもっています。
日曜はほんとうは機構の一般市民への公開の日で当ユニットも出し物があって、わたくしもいてしかるべきなのですが、こういうスケジュールなのでラボの皆さんにまかせっきりでした。あとでどんなふうだったか、訪問された地元の皆さんのレスポンスなど、ぜひ聞きたいとおもっています。

さてこの次世代装置ですが、どうも日本勢の旗色が悪くて、これからのめだまの装置とおもわれますが、日本製はないようです。このあたりまったくどうしてしまったのでしょうか、消息通の方に聞いてみたいものです。
ユーザーとしては、高価な機械であり、いまのところ消耗品もやたらに使えるような金額ではまったくないのですが、これまでは夢物語のように語られていたことが十分に可能になったのです。
分かりやすい例としては自分のDNA全塩基配列が車一台分の値段くらいできめられるのです。いまは値段の高い車なのが、そのうち激安になって安物の中古車くらいでできるのではないかともいわれています。知りたくないか知りたいかは別にして、個人のDNAを決めるのはもうお金の金額だけの問題になってしまいました。
技術的には大変な成果となり、地球上に存在するありとあらゆる生物種のDNA配列を決めてしまうのもそうありえない話しではなくなってくるでしょう。
いまはいくつかの会社がしのぎを削っていますが、どれを買えばいいのか、それぞれに特徴があって、そのあたりの話も聞いてる分にはなかなか面白いのです。
ちまたでは、次次世代というさらに先をいく装置がもうできてるとか、できつつあるとか、です。日本はいつの頃からこの世界からのはぐれものになってしまったのか、企業の名前はどこからも聞こえてこないので、なにか深刻な欠落があったのでしょう。

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