自転車列車、自衛隊への関心

自転車もちこみ可能な地方鉄道がふえているそうで、いい傾向だとおもいます。むかしスコットランドのいなかを列車に乗って北の果てまで言ったことがありますが、乗客の多くが自転車を持っているのに便利でいいな、と感心したのを記憶しています。自転車だけをはこぶ貨物車みたいのが付いているのと、座席のある車の脇に自転車を置けるのがあるとか、いろいろでした。子ども達を連れて家族全員で旅行したいなあ、と強く思ったものでした。結局機会がありませんでした。
自転車のりたちの地方鉄道が増えると、世界からサイクリストが乗りにやって来るかもしれません。

元幕僚長の論文に端を発した事件もだんだん終息しつつあるとおもうのですが、ともあれ自衛隊という大きなブラックボックスで何がおきているのか、だんだん世間にわかってきました。
文民事務官のトップが日夜業者とのゴルフ接待に家族ぐるみで精励し、武官のトップは今回明らかとなったような世間とはかなり遊離した歴史観で部下を教育し、部下の隊員達は、日夜空や海や陸で国をまもるべく頑張っているが、政治家は隊員が元気をだせるような施策や歴史観も提供せずに、勝手なことをいったりやっている、こんなことが分かってきました。
自衛隊員を特殊日本人にしてしまったのは、一般日本人のせいなのでしょう。町で隊員の姿を制服姿で見たことがありません。かつて沖縄では、隊員の子どもを小学校に入れるのを絶対反対という運動があったこともありました。

隊員は26万人もいるのでもっと頻繁にみるはずですが、自衛隊の車両をみても制服の隊員を町でみることは滅多にありません。知り合いにもほとんどいません。自衛隊関係者は多く同業で結婚するとかいいます。そのあたりも含めて、もっと自衛隊に関心を持つ必要があるとおもいます。
そうでないと、今回の次ぎに自衛隊が世間を驚かせるときは、もっと格段に深刻な出来事かもしれません。今回のできごとは、元幕僚長の強烈な個性がですぎでしたが、自衛隊のナショナリスト達の姿も見え、インテリには総スカンでも、一般国民の一部には一般隊員達にたいするシンパシーの心はでたのではないでしょうか。
わたくしもその一人です。この守屋タイプの文民トップとこの元幕僚長タイプの武官トップの下で働いて、日本の国をまもろうという気持を高めるのは至難だと言うことです。

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