学会の一日

きのうはPaul Nurseさんと遅くまでよもやま話をしました。

けさは、朝一番に山中伸弥さんの講演があり、ファンの一人としてはぜひ聞きたいと出かけました。やはり面白い。このかたは、治療への利用に一歩でも近づこうという信念がすべての実験にみなぎっていて、それが気持ちいいのです。古い言葉ですが、必要は発明の母、というのを講演中になんどか思いました。
そのあと、急いで動いてラボのHT君の発表を聞きに行きました。始まっていましたが、だいたいは聞けました。たくさん質問もあり、良かったでした。
会場の外に出ると、見かけた顔の若者が、先生お久しぶり、じっと顔をみたらなんどKD君でした。修士で大阪の府下の大学に就職していたはずで、ときたまどうしているかな、と思うことがありました。元気そうで、この会場のそばのベンチャーの会社就職しているとのこと。
午前の部が終わったあとに会場にいたTKくんなども含めて何人かで食事にいったら、途中でエジンバラからの大倉君にばったり、また食堂ではいま東工大にいる須谷君にもあいました。消息などを聞いたりして、懐かしい思いをしました。
1時過ぎからはNurseさんの特別講演があり、この座長の任務がありました。
講演はたいへんおもしろく感銘をうけました。
わたくしは彼とのつきあいは28年と思っていてそう言ったのですが、かれは講演で訂正して30年といっていました。たぶん最初に会った時のことをわたくしは失念しているのだと思います。シアトルが最初の場所で、そのときLee Hartwellさんが一緒だったというのですが、どうも記憶がいけません。

講演直後に別な会場でオルガネラのセッションがあり、ポスターの中から選抜された6題の口頭発表の座長を理研の今本さんと一緒にしました。6人目に沖縄のTK君、なかなか素晴らしいプレゼンテーションでした。いい質問が出ていました。

疲れてホテルの部屋にもどり、メールをチェックして急ぐ返事のものはして、それでこのブログを書きました。
今回はホテルの部屋に魔法瓶もあるので、これからコーヒーでも入れて飲んで一休みしたいものです。

夕方から若手倫理のセッションがあります。これは大事なので出席しないと。

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