寒い雪の日の仕事

寒い日々が続きます。いま、外をみると激しく雪が降っています。すごい勢いです。
百万遍の交差点に立つ人たちも、信号が変わるといそいで渡っています。
朝は家を出るときに、かなりの横なぐりの風と雪でした。しかし駅まであるくうちに体はだいぶ温かくなりました。
京都のほうは午前中は雪もなく乾いていたのですが。
一年でこの時期が一番寒く感じる、と近年はいつも思います。2月の始めになって始めて新春という気分になれます。日が長くなるし、沖縄ではもう桜も散り始める頃です。

午前はインドに戻るRM君の最後の実験結果を聞きました。たいへん面白い結果です。温故知新の楽しさもあります。

昼にZにいって、RM君がいかに日本食に慣れてきたかを聞きました、といいながら彼は目の前でわたくしが決して使ったことのない甘くて辛いソースをどばっと定食の上にかけていました。それとなく、察した隣に座ったN君は、Rはいつもここで、このソースをかけるんです、と言っていました。

午後は、次世代の例の機器を使った結果がすこしでたので、その結果についてセミナー室で聞きました。なるほど、新しい技術からの結果なので、それにそって頭を切り換えて聞かねばなりません。今後の計画も、新規のことなので、まだ不透明です。

そのあとは、沖縄のS君の論文の最後の仕事をやりました。こんなふうに、なかなかいっぺんでは終わりきらないのが、研究の特徴です。昔だと、ネットのない時代ですから、かなりの時間と労力がかかりました。いまは労力は同じですが、時間は短縮できます。しかし、仕事の密度が高くなるので、疲れます。
世の中でコンピュータを使う人々のあいだで鬱的な病が増えているのは、この仕事の密度のたかさ、国際郵便で往復最低2週間かかった時代にあった時間的なあそび、余裕が無くなったせいであるに違いありません。

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