きょうもまたまた家を出るときは寒い朝でした。駅までの途中にある橋の上が凍っていて滑るのに驚きました。あまり経験がありません。
最近、テレビで森光子さんと瀬戸内寂聴さんへのインタビューというのか、お二人の独演というのか見る機会がありました。寂聴さんのはケーブルテレビで、森光子さんのはNHKでしたか。おふたりのあまりの元気さ、頭のしっかり加減に感心しました。すごいものです。森さんはゆっくりしゃべっていますが、ユーモア、皮肉、エスプリ全部がはいっていて、なおかつ女性としての魅力いっぱいで、うーんとうなるくらいの感じです。寂聴さん機関銃のようにしゃべりまくり、ひとつひとつに内容があり、なおかつ朗らかな笑いがあって、永くて太い人生を生きぬいてきた強い強い女性がここにいるという感じで、ほとほと感心です。
男で匹敵できる人は誰かいるのでしょうか。隠れてでてこない森繁久弥さんなんかはどんなふうなのでしょう。中曽根大元帥というか元首相はこのあいだこれもケーブルテレビでみましたが、かなりガッカリ。いまでもやはり自民党員というのか、党派的な発言に終始していて、それが説教調でやられたので、ますますつまらなく退屈でした。もっと国家全体の目で見て、一切の党派抜きにしゃべれる年のはずなのに。
野球殿堂なるものがあるのはもちろん知っていましたが、ことしは4人のうち3人が物故者とは、驚きました。死んでから殿堂に入れると顕彰して誰が喜ぶのでしょう。戦死者ではあるまいに、野球殿堂は靖国神社か、とつつ込みをいれたくなるくらい、おかしな選定です。積み残しが多くなりすぎなら早く滞貨一掃すべきでしょうに。
それに、落合監督は何百票に一票足りなく落選とか。これほどの偉大な選手をいつまでも殿堂にいれない野球殿堂なぞくそくらえ、と監督にかわってわたくしが言っておきますか。競技者は投票が長年野球記者をやったものにだけ資格があるのだとか、そのあたりから、変えないと、こんな烏合の衆の選定など意味がないでしょう。落合監督が来年当選するかどうか、注目される、という新聞記事は噴飯ものでした。