TYさんの活躍、病的に潔癖な社会、ポスターの第3回目

シンガポールに行かれたTYさんから近況など知らせてもらいました。
当然ながらたいへんお元気ですが、研究のほうももう既に相当な発展をしているようで、さらに彼を中心にいろんなことが起き出しているようです。またまた惜しい人材が海外に出てしまったと思います。でも、TYさんを日本は十分には活用できなかったのですから、というか彼を日本で活躍し続けてもらう可能性がほんとに乏しかったので、しかたがない、のでしょう。彼が元気いっぱいやれる場所がシンガポールにあったことをわたくしとしては大いによろこぶべきなのだと考え直しました。日本は研究環境的にほんとに多様性のとぼしいつまらない国になってきたのだな、とおもいます。

最近の官僚の辞めたあとでの職の渡り批判など、日本社会というか日本マスコミの妙な潔癖さは病的な段階になってきたとおもいます。
また、大麻汚染に関する報道もその取り上げ方の大きさからも、やはり病的な潔癖さだとおもいます。
わたくし、よく昔言っていたのですが、保健所的な滅菌的、消毒的な発想を社会に適用するのは、わたくしは個人的にだいきらいです。社会を駄目にする方法の典型例だとおもうのです。
世の中には色んな人がいるべきだし、泥のなかに住む生き物もいれば清流でしか生きられないものもいるし、善人ばかりで社会が成り立つはずがないので、消毒や滅菌で一匹の不純なものの存在を許さない社会風潮はほんとにウンザリです。わたりで3億円をもらったとかいう元官僚も20年も経っているらしいので、それくらいにはなるのでしょう。まあいいじゃないの、などと言ったら袋だたきになるのでしょうね。一年間に何億円もしこたま儲けているみの某とかたけし某とかいうひとたちがしたり顔で、言ってるのを聞いていると、世も末とおもっています。

さて昨日の続き、ポスターの第3段階研究の材料と方法です。分裂酵母言う微生物で、わたくしたちはポンベとよく呼びます。学名の最後がスワヒリ語でのビールを意味するポンベだからです。市民参観の日にあわせて作ったので、顕微鏡で実際に細胞を見てもらっていますので、そのような説明もでています。

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