けさは家の外壁のがさごその音はしませんでした。なんだったのでしょうか。
沖縄からのMさん、作業を進めてもらっています。月末には5人の人が異動というか、研究室を去りますので、恒例の色紙が五枚あります。送る言葉を書かねばなりませんが、わたくし用に空いているスペースがえらく広く感じます。
きょうでこのブログを開始してから満4年経過しました。
訪問される方は、もう何年も同じくらいです。定常状態です。
先生はわたくしをご存じないでしょうが、わたくしは先生のことをよく知っています、などと学会や会合などでいわれます。不思議な感じです。
もう一年はこんな感じで続けてみるか、と思っています。コメント欄は開けようかと思ったのですが、開けるとやはり整理が大変と思われるので、やめました。スパム除去機能もあるみたいなのですが。
きょうみたニュースで目を引くのは、
間寛平さんの太平洋横断、いよいよ米大陸横断マラソンというのと、
田口八重子さんの息子さんが大韓航空爆破犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚との対面でした。
間さん、おのれを知っていますね。自分は何かを演じたりする芸はたいしたことはない、でも大きく暴れてみたい、目立ちたいのや、とかいってるそうで、それが嵩じて世界中で走って、とうとう今回の世界一周マラソン、絶対に日本には途中でかえらない、とかいってるそうで、本当にみあげた芸人魂、感心しました。おのれをしること、業績をのこすための超人的努力、家族おもいのやさしい心根、研究者だったらほんとに超一流になれる素質十分です。
田口八重子さんの息子さん耕一郎さんと、兄の飯塚繁雄さんが金賢姫(キム・ヒョンヒ)さんとあって、息子さんが金賢姫さんと抱擁している写真、これだけで十分なニュース性があります。数奇な運命ではありますが、でも息子さんにとって母の代わりに見えたでしょう。自分の見たことのない母親と北朝鮮でながく生活を共にしたひととの対面です。そこでわき上がる感情をなにかに書き残して欲しいものです。いっぽうで金賢姫さんも、いろいろ証言して欲しいものです。第一声が、おかあさん生きてますよ、ということだったそうです。凡百のドラマがかなわない、ドラマ性です。こういう写真をみると、死刑廃止ということの価値もあると、考えてしまいます。
死刑が執行されていたら、多くの日本人のこころをゆさぶるドラマは決して生まれなかったでしょうから。実際、韓国のひとたちにとって、このドラマは素直には喜べない面があるのでしょう。