四月四日土曜日、やれやれ北朝鮮

北朝鮮のロケット、飛翔体なんていう簡単に変換できないものとも呼ぶらしいですが、4月5日に発射されました。その一日前が、わたくしの誕生日でした。この日には、お昼頃に「発射」との政府のとんでもない誤報が出ました。国民の一人として、ほんとうに恥ずかしい限りです。この誤報が今回の出来事で一番ポジティブな側面があったのでしょうか。つまり日本はしっかりしないといけないと。

誕生日はしずかに忘れて一日を送ろうとしていましたが、これで忘れにくい日となってしまいました。でも昨年の誕生日何をしていたか、ぜんぜん憶えていません。
孫たちから、お祝いのカードが来ました。研究室の人たちから誕生日おめでとうございますと、プレゼントとともに、言われました。沖縄ではケーキまで出てきました。
でも本当のところ、この年では、そう晴れがましくもおもえないのであります。ここまでとりあえず健康でやってきた体をくれた親に感謝、というのが望まれるセリフでありましょうか。

水曜から出かける、中国でのセミナーなどの準備で、気持だけはかなり慌ただしくなってきました。飛行機に乗ると、すぐ到着してしまうので、欧米にいく時みたいに、移動時間で最後の追い込みをするというのが可能ではありません。それでやや焦っています。時差がほとんどないので、慣れれば国内旅行と同じ感覚になるのでしょう。前にも書いたように聞いてくれる人たちのレスポンスがイメージできてないので準備がもう一つうまくいっていません。

あまり話題にしたくなかったのですが、北朝鮮のミサイル、ロケット、人工衛星もどき、これで、号外がでるとは驚きでした。だれが号外の価値があると、判断したのでしょう。
大騒ぎしすぎという、意見にわたくしも近いのですが、いっぽうで小中高の少年少女たちに、こういうことで日本の大人は大騒ぎする、つまり軍事的な話題で日本のおとなが騒ぐこともあることを示しておくのもいいのでしょうか。海外では日本の大騒ぎはそうとうに話題になってるようです。しかし、騒がざるを得ないのでしょう。成り行きからいって。
米軍の見立ては、一段ロケット切り離し成功、後は失敗、衛星にもならない、ただ飛距離は前回よりずっ伸びているので、まあまあの成功なのだ、ということらしいです。
北朝鮮は、中ロ米に発射を前もって通告とか。
韓国政府によると、米国は直ちに韓国に伝えたとのことです。
日本は政府が黙っているので分かりません。常識的には通告があったのでしょうが、日本政府は韓国政府と異なって、そのあたりを国民に秘密にしたいのでしょう。
時が経てばこの出来事がなにの前触れだったのか、分かるのでしょうか。沢山の情報が隠れているはずです。
週刊誌のひとつが、新聞広告に大きく、北朝鮮の金正日総書記は既に死去していて、いまのあの痩せている人はダミーとの見出しをだしていました。週刊誌の売れ行きをあげるための、見出しなのでしょうか、それともなにか確実な証拠があるのか。こういう週刊誌マスコミは、レベル的に北朝鮮のマスコミとあまり変わらなくなってきたような感があります。
日本人として、北朝鮮問題どう考えるべきか、容易でないことはまちがいなく、単純な図式ではなにもうまくいかないのでしょう。
いまは日本はただ振り回されているだけのように見えます。

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