準備もほぼ完了して、だんだん中国モードになれそうです。
いまのうちに、わたくしの偏見を開陳しておくと、韓国については美女、美男の国という印象を持っているのですが、中国ではめったに美女と美男をみかけない、というものです。どうしてそうなのか、誰かしたり顔に、韓国は整形大国であるとかいってましたが、そうかもしれませんが、でも土台つまり体のサイズなども含めて、韓国には立派な美男、美女が多い、という印象は強かったでした。日本の男性は体も相対的に貧弱で、日本の美人もわりあいチンクシャが多いのです。さて、このわたくしの偏見が、北京、上海という二大都会で壊されるかです。
そういえば、新しい東大の学長になられた濱田さん、会ったことがあります。会ったことがないと、さん付けもへんですが。前任の学長さんわたくしとは同じ高校の出身らしいのですが会ったことありません。新学長濱田さん、お会いしたときは副学長でしたが、たいへん感じのよい実務的でかつリベラルな感じでした。東大法学部教授でもこんなきさくで感じのよい人が居るのか、と正直思いました。同伴した事務職員もリラックスした感じで、こういう方が学長になれば、周りの仕事もしやすいのでは、思った次第。京大の時計台は代々、学長を安徳天皇を抱えるように大事にしていたらしいですが。
当時、わざわざわたくしのオフィスに来られた理由は、例の論文不正事件について、裁判でのなんというのでしょうか、参考人としての意見書を出すことを依頼においでになったのでした。最近、結審したとの報告がありました。義理堅いことです。T元教授のほうは控訴されているようですが。
大学の先生が、新聞に論説などをかいていて、あっちこっち気配りいっぱいの文章だったりすると、なんだこのおっさん、つまらんことを書いているな、と思うことがあります。そういう気配りをしないでいられるからこそ、大学にいるのではありませんか、とつっこみを入れたくなります。きょう京大の法学の先生がなにか、書いているのを読んだときの、感想です。
最近、才能あるひとがひょんなことでというか、びっくりするような理由で社会の表から姿を消します。
このあいだの、時計をお風呂の脱衣場で盗んだとかいうかたも、さっぱりわかりませんが、才能ありそうな人にみえましたが、支離滅裂な理由で、時計と現金を拝借してしまったとか。
こういうことがあると、わたくしは寺山修司氏を思いだします。
この方も、ちょっとしたことで、警察につきだされてしまって、全マスコミの大バッシングにあって、表から消えてしまったのでした。その後、50才前に死んでしまったものでした。長いこと、無視されていましたが、ある頃から復権しましたが、いま寺山修司を賞める人などがでてくると、白々しく思うのはわたくしだけではないと思います。あの時、彼を弁護した人など、皆無でした。
記憶では、長屋アパートみたいところで、のぞきをしていたということだったように思いだします。たぶん、庶民のような人々の暮らしぶりを垣間見て、なんらかの創作意欲の足しにしていたのではないでしょうか。根本的には奇行の人だったのでしょう。そうでなければ、職業はと聞かれて、寺山修司が職業などと答えられるはずもありません。本人も居直れば良かったのでしょうが、極端に激しいバッシングでそれも不可能だったのかもしれません。
二昔前の日本では、奇行をするようなひとがいても知らぬふりをするか、ちょっと警察官が説諭したくらいですませたものでしたが、いまというかマスコミが発達してからは、日本では一生棒にふってしまうくらいの、激しい扱いを受けるようになってしまいました。特に、有名人は。寺山修司は時代の寵児でしたし。
彼は、変態、異常とか沢山のレッテルを貼られ、表から消え3年後に死んだとあります。
ネットで探したら、以下のサイトがわりあい正確に経過を説明しているように思えました。
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/byakuya/bungaku-37.html
小沢一郎氏の顛末もどうなるか、わかりませんが、かれが日本の政治家としては「天才」と名付けてもいいようなランクなのでしょうが、いまという現世ではかれに時利あらずの事態になってしまいます。かれもある種の奇行の持ち主なのかもしれません。わたくしは、弁護したくはありませんが、彼が政治家を辞めたら、日本が甚大な損失をするという、そういう弁護人はまだ現れていないようです。
西松建設とかいう「きたない資金」を使わなければ、昨年の参議院選挙も勝てなかったのだ、とでも居直って小沢氏が本音を言い出すと本当は面白いのですが。