藤沢秀行氏の死去、東工大での圧政、

囲碁棋士の藤沢秀行氏が死去されたという記事を見ました。
おれがいちばん、といってもあまり反論がでそうもない、天才肌の豪快な人物で囲碁棋士としてよりは才能豊かで破天荒な人生を送った男性としてながく記憶されるに違いありません。
かれが自伝として書いた本も読みましたが、実人生と実人物は数桁スケールアウトするような人物のようでした。
わたくしも藤沢氏の囲碁の本を何冊か読んで、雄大な気分になるのですが、強くなるよりはむしろ負けがこんでしまい、囲碁をより楽しむという方向に棋力が向かってしまうのでした。

きのうの続きですが、東工大ではさらに一段ととんでもない渡航禁止令がでていることを聞きました。まず渡航自体が原則禁止です。さらにどうにもやむを得ず出かけるものは、タミフルを持参し、帰国後は10日間は自宅謹慎とか。おふれが出る前に海外学会にいった人達は、帰国しても自宅軟禁状態が続いているとか。とんでもない大学です。これが学長名のお触れなので、羞恥心のかけらもない、強圧体制です。当面の海外研修禁止で、みなおしをこの秋にするとか、これはまさかで信じられません。
この大学の事務屋や大学当局のひどさは多数の人から聞いてますが、このお触れのトーンのきつさに驚きます。当局が大学の研究者を使用人のように思っていることがはっきりしています。
「脱北」のようにこの大学を脱出したがっている人たちもたくさん知っています。
でも中から蜂起しないと駄目でしょうね。
京大も似たり寄ったりですが、脱北希望者が少ないのは、京都のもつ魅力におっているのでしょう。いまの体制の京大が、東工大と同じキャンパスに移動したら一挙に色あせてしまうでしょう。わたくしも最初訪問したときに、小説「収容所列島」を思いだしたくらいです。

これで来週月曜からスイス一国の旅行です。

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