誰もマスクをしないヨーロッパ、京大の渡航者への方針変更

アムステルダムからバーゼルまで1時間ちょっとです。かわいい飛行場ですが、それでも出国には矢印が三か所に向かってあって、一つがフランス、一つがドイツ、一つがスイスです。50メートルの距離で、言葉ががらりと変わるのですから、面白いものです。
誰もマスクをしていません。しつこいようですが。こんなところでマスクをするのはよほどの勇気がいるでしょう。高校生など、特に。おなじ人間なのに、なんでつけにゃあかんのか、こう高校生が思うのが健全なのです。秋篠宮ご夫妻もたぶん、まったくマスクをしないでしょう。あのカラス天狗のようなマスクをつけた、日本人旅行者たちどうしているのでしょう。

京都大学の、インフルエンザに対する方針が変わりました。
さっきメールが来ました。かなりまともなものになったので、ホッとしました。これで、スイス一国で帰るわたくしには自宅待機の必要が無くなりました。健康確認をする。当たり前のことです。
ロンドンに行けば良かったのですが、残念です。わたくしもそれでなくとも京大事務とは軋轢の多い人間なので、なるべく可能な範囲でしょうがない事務のルールでも守ろうという気持はあります。それにも関わらず、事務の誰かさんはわたくしにこの件でひどい暴言をしています。本人は気づいてないでしょう。度し難いものです。
ともあれ、このブログは全国の先生方が読んでるはずなので、渡航中止に追い込まれている人たちはぜひ以下の文面を関係当局者に見せて、あの固陋な京大ですら、こうなのだ、本学もぜひ、と納得してもらって、ぜひ渡航することを勧めます。
ヨーロッパに向けての渡航中止など本当に、まったく馬鹿げています。現状では。
米国でもそうだと思いますが、京大では以下にあるように、米国もまだ「蔓延国」としています。蔓延ということばはもっと別な状況まで、取っておくべきです。つまり米国人口の100万人から1千万人規模でこの新型インフルエンザが蔓延するような場合に。

新型インフルエンザに対する本学の方針(海外渡航関係)の第3版を
送付いたしますので、周知願います。
主な変更点は以下のとおりです。

1.海外渡航の取扱い
(現行)
・新型インフルエンザの発生国:強く自粛を要請
・新型インフルエンザ発生の疑いのある国:延期又は自粛を要請
     ↓
(変更後)
・新型インフルエンザ発生の蔓延国:強く自粛を要請
 ※(蔓延国:5月12日現在、メキシコ、アメリカ(本土)、カナダ)
・新型インフルエンザの発生国又は発生の疑いのある国:延期又は自粛を要請

2.帰国後の取り扱い
(現行)
・発生国又疑いのある国から帰国した場合:7日間の自宅待機(教職員は就業禁止)
     ↓ 
(変更後)
・発生の蔓延国から帰国(入国)した場合:4日間の自宅待機(教職員は就業禁止)及び
 7日間の健康確認
・その他の発生国又は疑いのある国から帰国(入国)した場合:7日間の健康確認(待機なし)
・やむを得ない事情により、蔓延国から帰国(入国)後4日以内に登校、就業、講演等する必要
 がある場合は、事前に部局事務を通じて当該部局長に届け出るとともに、併せて保健管理セン
 ターへ問診票を提出し、医師の判断を受ける。

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