季節性インフルエンザと同程度の対応、日本側の反省点

大阪の橋下知事のセンスがいいとおもうのは、今回の新型インフルエンザについて、政府の対応について、「弱毒性なら季節性インフルエンザと同程度の対応にしてほしい」と主張していることです。現状では、それで十分ではないか、とおもうのです。
必要に迫られて、やっとまともな議論や対策がでてきだしたようです。

こんかいのスイスと日本のジョイントの研究会、いろいろな印象のうち、日本側の発表者の水準が高いことが強く印象に残りました。
研究内容はもちろんとして、英語での発表能力も高い、ということでした。
ただなんというのか、既成の研究分野からのはみ出しが、日本側は少なかったかな、という印象が残りました。
新規にあたらしいテーマに挑戦するのは日本では研究費の制約も難しいのでしょうか。
わたくしなどのように、大学教授定年を機会にまったく新規な分野で働き出すというのは、偶然の要素も必要かもしれません。しかし、スイス側では相当多くの研究者があたらしいフロンティアに向かっている、印象も持ちました。
ベテランも含めて、既成分野のおもしろさに安住する傾向がいまの日本の有能な研究者に強いような気がしました。
日本側が反省すべき点の一つかもしれません。

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