こんかいは来年のこともあり、恩納に住むかもしれないラボメンバーのこともあり、そういう目で「きびしく」査定してみました。結論は短期的にはかなり悲観的なものです。
旅行者にはたいへん人気のある海岸沿いのリゾートですが、巨大ホテルが点在し、そのあいだに山と海のあいだにへばりついて数少ない集落があるだけです。山の中に大学院大学は出来つつあるのですが、箱物としては見た目素晴らしいのですが、そこで働くポスドクや技術員の身にもなって見れば、ひと言でいって、魅力的どころか、さびしい不便なところでしょう。
海と山の間を走る国道はうなる轟音のダンプカーが忙しく往来し、夏はなうての渋滞地帯です。食べ物や等は少数ありますが、大都市からきた、だらけた(ようにみえる)若者たちと緊張感をいじしつつ研究に励む若者同士が一緒にいられるはずがありません。大ホテルもちょっと研究者の好む雰囲気からかけ離れています。ショッピングもいまは何もありません。結局恩納から離れたところで住むことになるのでしょうか、そうなれば車が移動に必須となります。
これ以上は書きたくありませんが、数年のタイムスパンでは、きびしく働いて研究成果をあげようとするものにとって、恩納の住環境はネガティブな印象しか持てません。しかし、数日の期間でくる訪問者は目を輝かして、素晴らしいと言うのでしょうね。いわんや日中訪問して夜は那覇で過ごす国内訪問者には素晴らしく見えるでしょう。
わたくしは個人的にはどうするかは今回でだいたい決めましたが、まあまだ誰にもいう必要はないでしょう。