シンガポール四日目

きのうのDavid Laneさんの講演はとてもおもしろかったでした。意外な展開でがん治療法にあたらしい視点を提供をするものでした。すぐ実際の治療に使えるというのがすごい。
イタリーでのTim Mitchisonさんと並べて考えると、おふたりとも勇気あるしかも非常にフェアーな研究方法と発表で、こころがすがすがしくなるようなものでした。こういうがん治療の研究があるのでした。知りませんでした。
そういう点、日本の研究行政やそれに右ならえの研究者達の自己益国益優先とかいう研究態度をもしも表にだしすぎると、世界のどこからも尊敬をかちえないでしょう。
経済実益かそれとも尊敬か、どちらをえらぶかという設問はしたくありませんが、尊敬されるひとたちには最良の情報と人材が集まるということもたしかです。なんでも情報は出す必要はないでしょうが、ありありと情報独占をねらう態度の研究者とこころよくはなしあう研究者など世の中にいるでしょうか。

バイオポリスでのシンポジウムが終わった後でオーガナイザーとスピーカーの一部が一緒に食事に行きました。とてもいい雰囲気でした。やはりヨーロッパからの研究者達が多くてもここはアジアだな、日本に近いな、と思いました。ついついウエイターにも日本語で返事してしまったりしてしまいました。どこが違うか、アジアというのはやはり控えめで丁寧だな、相手を尊重する気持がとても強いな、ということです。自己主張をおさえてもいい、という態度なのでしょうか。

きょうはこれからシンガポール大学医学部のほうでセミナーをやります。それから研究室をめぐったりして、深夜には関空行きの便に乗る予定です。明日は朝に着く予定です。ながい旅行でしたが明朝で終わりとなります。

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