あんまりこういうジャーナリスティックなことは書きたくないのですが、でも山中さんのノーベル賞はすこし先と思っていたのは相方がだれか分からなかったからでして、それがジョン・ガードン博士ならそれはいつあってもおかしくない、今年かもしれないと思った次第です。
博士はもう50年近く前からクローン動物(カエル)を作っていたわけですから、この組み合わせは絶妙で、生物学の進展を説明する好個のケースです。博士の名前を冠した研究所が英国のケンブリッジ大学にあり、そのような例外的な人物に、つまりフレッド・サンガー博士に匹敵する尊敬の念を受けている人物なのです。
実際きょうラスカー賞の発表があってお二人ということなのでで、その感がますます深くなります。
お二人の業績を並べれば、たしかに共同受賞にふさわしい。
これ以上書くとますますジャーナリスティックになるのでやめておきます。
今年の二つめのレビューの最終原稿の作成でやたらに時間をとられています。2つとも単著なので最終の仕上げ段階にはいるとすこし心細くなります。どこかにエラーがないか勘違いがないか気になるのですが話し相手も相談相手も居ません。そういえば30才くらいの頃京大で研究を始めた頃に同じような経験をしました。違いはかつては自分でデータを生みだしていましたが今は出来るだけイノベーティブなレビューを書くというところです。
こんどの旅行で、締め切りをだいぶ過ぎているので、二日後にはどうしても脱稿したいものです。
鳩山内閣、だれがどの大臣になるのか、世間の興味も高まっているようです。
わたくしは法務大臣がだれになるのかが一番興味があります。
鳩山氏は、小沢元代表の秘書が逮捕されたときに検察の意図的介入と発言しました。
この点はずっと一貫していたようです。菅、岡田、藤井氏あたりは代表を辞めるべきという意見だったのですから、小沢元代表の信頼をかちえたという点で、これが鳩山氏が首相の座をつかんだ直接の理由とわたくしは推測しています。
それに検察と大マスコミがつるんで垂れ流したあの大報道は、日本が大東亜戦争に向かった時代と同じような雰囲気を作った点で、国民に対する大罪と思っていますので、なんとかしてあの時の真相を明らかにして欲しい、そのためにも「説明が出来る法務省」をつくれる批判精神が強靱な人物が大臣になって欲しい、と思うのです。