いまネットを開けると、組閣が開始で誰が何大臣とかいう記事が出ています。こういう時、一分でも早くニュースを得るための先陣争いがあるのでしょう。
民主党議員は口が堅いのかそれともまだ内示もないのかニュースでは国民新党や社民党の党首の大臣名がでているだけです。
鳩山氏がオペレーションズ・リサーチの専門家だったとなにかで読みました。もともとは英国で始まった学問で軍事的な決定をするうえで科学的、定量的な判断材料を提供する分野なのでしょう。その頃はオペレーション・リサーチ(直訳すると作戦もしくは事業研究ですか)といって複数ではなかったのが、米国でこれを複数にしたようです。学問ではこんなことがよくおきて、独創性もこの程度どまりの輩は多いものです。最近ではシステムズ・バイオロージーなるものが非常に一部で流行っていますが、これは最初からシステムが複数だったようです。これも数量的な扱いが基本です。それでオペレーションズ・リサーチですが戦後はビジネスマネジメントの研究に盛んに使われたようです。日本でも大企業でかなり流行ったようです。シミュレーションというか、こうすれば、こうなる確率がどれくらい、別のものになる確率がこれくらい、とかたぶんそういう研究なのでしょう。数学的なハンドル以外にいろいろ考慮する要因がありますから、そのあたりの選択というか思いつきがたぶん学問の成立と関係があるのでしょう。日本オペレーションズ・リサーチ学会というものがあって、戦後初期の会長には大企業の会長が、ずらずらとなって、たぶん経団連会長で有名なあの土光東芝会長もなっていました。しかし、いまはかなりというかそういう人気は企業ではないようです。鳩山氏がこのORのどれくらいの専門家だったのか知らないのですが、タイミングよく転身したことはまちがいないでしょう。そして、たぶんこれからこのORの専門家の特性が折々に現れてくると予想します。いろいろな考えごとが出来る人だし、選択肢が沢山ある政治的判断などはあんがい楽しんでやってるのではないでしょうか。今晩かあしたか、その判断能力の結果のようなものは見えてくるはずです。小沢元代表に見せて、了承された会談は10分で終わったそうなので、そのあたりも面白い。
きのう触れた原稿、あしたには終わって送れそうです。ホッとしました。