大型台風があしたから来るというので、妻はあした姫路にいくという計画を変えて今日出かけました。農産品を手にしていかにも楽しげでした。
わたくしは研究費申請で気持がかなり疲れています。でも頑張らないと。
あしたは京大も休みというか、休んでも有給とかです。
新聞記事で、万引きをするのは、10代と65才以上が多いと聞くと、なんとなく分かるような気がします。
亀井大臣言ってくれましたね。家庭内殺人事件がおおくなったのは、勤労者を人間と思わない、大企業経営者に責任があるとか。これ、おもしろい発言というか、亀井節炸裂というか、いいですねえ、亀井人間丸出しです。でもまあ首相がちょっと言い過ぎじゃないとか、いさめたのもいいくらいでしょう。
わたくしもこれに参加させてもらいます。
亀井さん、もと警察一家の御仁です。これを頭に入れないと、彼の発言の意味がわかりません。
大企業経営者は、日本の一番えらい親分衆じゃないか、あんたらが日本を支配してるんじゃないか。
あんたらの人情が薄くなったので、下々まで薄くなって、家庭もギスギスして、殺人も起きやすい、こんなふうに聞こえます。
50年から60年くらい前、亀井青年か少年時代には真っ当な議論でした。
でも今の大企業の経営者なんて経団連の親分でもなんかポカンと口を開けて、自分がえらいなんて、権力持ってるなんてぜんぜん思ってないように見えます。自分の力が分からないので、平気で何人でもクビを切っているのでしょう。この経団連の親分衆ももう4代も5代も前から、大親分なんていう雰囲気を漂わすのはいなくなったのではないでしょうか。稲森さんのような強烈なカリスマ性のあるおかたは経団連になんて行かないでしょう。
そういうわけで、亀井節はようするに大企業の経営者を励ますというのか、もっと偉そうに振る舞えば、逆に首切りも出来なくなる。こんなふうに聞こえます。あんた等、しっかりしろといってるのでしょう。
家庭でのお父さんもそのミニチュアで、どかっと座って黙っていればすこしは威厳があるのに、あしたクビになるかもしれなくて心配は、そんな態度もとれないのでしょう。
亀井大臣なかなか素晴らしいのですが、世間の共感は一部どまりでしょう。大企業経営者を偉い人なんて思う日本人はほとんどいないのですから。
わたくしも家庭内殺人が増えることと自殺が多いこと、非常に気になります。
わたくし流の極論をこれから、いわせていただくと、テレビを中心とするマスコミがビート某のようなタイプのわけのわからない人物をもてはやすのが、家庭内殺人を増やす大きな原因だとおもうのです。
家庭内殺人が増えたのは、世間でいう怒ることを「切れる」などと表現してからでしょう。
切れる、と普通の人でも平気で凶悪なことをする、なんて世間がみなそうおもうのが、まるでいまや当たり前のようです。
でも、そういう人たちは昔もたしかいたのですが、ごく少数で、社会の端のほうというか、影のほうで世間にはほとんど見えずにいきていたのです。
それが、お茶の間に毎日出てきて、世間の一番の人気者になっているというこれが一番問題とおもうのです。たかがコメディアンが、なにかあると最も血なまぐさく凶暴になる、もちろん虚像でしょうが、こういう人物像をもてはやして、毎日少年少女に賛美する、大テレビマスコミが分かりません。というか、腹が立ちます。
コメディアンが平気で人を殺すような役回りもやるのは、し一部の好事家の楽しみだけに見せるだけでいいのに。どうしてこうも暴力性を許容する人物を大テレビは認めるのでしょうか。要するに一部の家庭ではお茶の間でも、暴力に対して心理的な壁がおそろしく低くくなっているのではないでしょうか。