昨夜の忘年会、わたくしがなんだか慰労されてしまったようです。
楽しかったです。
きょうは丹波橋まで行って、中学三年生たちと生命科学を語ってきました。
ときたまがやがやと、みんなが思ったことをしゃべり出したので、いい交流ができたのだとおもいます。わたくしの取っているスタンスは、将棋や碁のルールを学ぶように生命科学のルールを学ぶと、本当にじぶんにとって役にたつのです、というものです。
でも中学三年生ではタンパク質という名前は聞いていても、これがアミノ酸が配列したもので、タンパク質一つごとに違った配列をしているのだ、などと言うことはまったく知らないのですから、ルールを憶えてもらうのも大変です。いわんや、DNA配列がアミノ酸配列を決めているなどというのはまったく新規な知識ですから、吸収が難しいことを思い知らされます。
でもやりがいのあることだし、教育状況のディスカバージャパンですから刺激になります。
子供手当はお金持ちにはいらないだろう、という議論を聞いてましたが、それが870万円年収以下がもらう資格と聞いてびっくり。日本のお金持ちは年収870万以上なのかな。それでも該当子供の90%は親の収入が870万以下になるのだそうです。
でも共働きでそれぞれが435万円の年収なら実感はお金持ちでは決してなく、鳩山首相などと比較されたら、たまらないでしょう。それに田舎と首都圏では同じ額でも実感はずいぶん違うでしょう。住居費というか家屋の購入になれば、東京はわたくしの住む滋賀県などとは4倍くらいは違う感じがします。
きょうになったら、2千万円というあらたな基準も聞こえてきました。
この額は文句なしのお金持ちでしょう。99%の子供は親の収入が2千万円以下なのだそうです。そりゃそうでしょう。国会議員は2千数百万円なのだそうです。かれらはやはりトップ1%のお金持ちなのですかね。でもどこかの政党は給料をまきあげるとか聞いたことがあるのですが、大丈夫でしょうか。いまはないのでしょうか。
でも子供で手当をもらわなかったら親の収入が2千万円以上とばれてしまうのですね。子供が手当なんか家にははないよ、なんて言えば自動的に年収2千万以上と分かる。あんまりいいことじゃないですね。
それよりも年収の捕捉の正確さはサラリーマンが極めて高く、自営業はかなり低い、というのはこの件ではどうなのでしょうか。業界によっては、かなり捕捉はひどい、とよく聞きます。
子供の世界に、いろんな必要のない新たな金銭面での条件が加わるというのは、決していいことではないでしょう。
わたくしはとりあえず全員にさしあげるでいいとおもいます。
必要ないとおもわれるリッチなかたがたはなにか良かれとおもうことに寄附して頂けるといいのではないでしょうか。