日本航空の破綻

日本航空にはいま8000億円の債務があるそうで、とうとう会社更生法による法的整理になるのだそうです。飛行機が飛ばなくなると取り付け騒ぎが起きるのだそうです。なにごともないように法的整理をしたいのでしょかう。事故が起きるのはかなわないので、安全に飛んで欲しい。わたくしほぼ毎月JAL便にのっていますからこの破綻、もちろん関心があります。

でももう随分前からこうなることがわかっていたような気もします。でもそんなすぐにここまでひどくなるとは夢にもおもいませんでした。高コスト体質はあまりにも歴然としていました。それにJALとANAが国内でなあなあでやっていたので競争体質も弱い。日本政府の航空行政の失敗もあったのでは。
関空も民活なんて言わないで最初から国営で着陸料金も非常に安くしていたら国際的なハブになれて良かったのに。成田を守るために関空につらい思いをさせていたし、その間に韓国の空港に負ける流れをみずから作っていた。いまではぜんぜん駄目でしょう。それであわてて羽田を国際化しようとしている。でもそれは首都圏中心主義でそんなんで日本の空が便利になるとは思えません。
JAL国際便のサービスはいいのですがでも新しい飛行機を買えないし、高コスト体質があっては飛ばすだけで赤字がでるのでしょう。日本の色んな問題が凝縮してあるので、JALだけを責めてもどうにもなならないのでしょう。
苛烈な国際競争にさらされてない日本の大抵の組織はJALとおなじだとおもいます。
JALは政府も守れなくなって、苛烈な国際競争にさらされて急速に破綻してしまったのでしょう。
JALと比較すると、税金で運営され国に保護されている国立大学や法人の研究所などは本当に温室環境だなとおもってしまいます。

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