予想もできない、活性酸素か反応性酸素か

午前中から強い雨。
貴乃花親方が相撲協会理事当選とのこと。予想外の結果のようです。やはり彼にたいする期待があるのでしょうか。当選後かれが何をスローガンにいうのか、聞いてみたいです。朝青龍問題も。
小沢代表はいつのまにやら2度目の聴取を特捜から受けていたとか。一度目は鳴り物入りでしたが今回は随分秘密が守られているようで。どういう意味の聴取なのでしょう。小沢氏は逮捕からなにもなしまで、色々と予想されているようです。どのような結果になるのか、わたくしには予想の筋がまったくないので皆目わかりません。しかしどういう結果がでても驚きません。どっちみち恣意的なのですから、どういう恣意がでるか、それがわかるということでしょう。結果が出たあとの反応はそれぞれにある程度想像がつきます。
きょう病院に行きました。一月にやった検査結果、このあいだやったピロリ菌の検査は完ぺきにネガティブとのことでした。予想外でいた。自分はピロリ菌を飼っていると完全に決め込んでいましたので。喜ぶべきなのですが、思い込みが強かったので、すぐは喜べませんでした。
もう一つの予想外は血糖のHbA1cがすこし高め。わたくしとしては今回は模範的な結果が出ると思ったのですが。予想外でした。A先生の話では、このあいだの風邪での感染がその原因の可能性があるとのこと。10日間くらい続きましたから、インシュリンの出が悪くなっているのかもしれません。女心と秋の空と、予想できないものをいいますが、インシュリンの出もそんな感じです。ところで、京大病院ではインシュリン治療をまったくしてない患者さんの容態悪化が昨年あって、調べたら体内に異常なまでのインシュリンが沢山あってそれで糖分が少なくなりすぎて病状悪化したとのニュースでした。これも病院からみたらまったくの予想もできない出来事でしょう。警察が解明できるといいのですが。

沖縄でTK君が頑張ってやった研究論文への取材がありました。
あしたの午後までは発表はしていけないとのことでした。
取材を受けているうちに気がついたのが、「活性酸素」という用語です。一般のひとには分かりにくいかもなあ、と感じました。
活性酸素は、ネットなどでみると、こんな風に説明されています。
多くの生物は酸素O2から水H2Oへの還元反応を利用してエネルギーを獲得しているが、その還元過程においていくつかの酸素を含む代謝物、ラジカルともいう、を生じる。これらは極めて反応性が高く活性酸素と呼ばれ、生体内で種々の障害をもたらす。それで活性酸素と種々の疾患との関わりが近年知られてきた。
活性酸素は、血管を障害し、老化や癌化を促進する。 摂取カロリーを制限すると、活性酸素の発生量が減少する。適度に、筋肉を使った運動をすると、生体内の活性酸素の除去能が高まる。活性酸素は、脂質、特に、細胞膜のリン脂質を酸化させたり、蛋白やDNAに酸化障害を与える。
こんな風に説明されていました。

活性酸素は英語ではReactive oxygen species、略してROSとも言います。この活性酸素ですが、細胞内では活性酸素を減少するためのいろいろな防御機構が発達しています。H2O2を分解するカタラーゼやスーパーオキシドを減少させるSODと呼ばれる酵素など沢山あります。
この活性酸素という言葉なのですが、これが生体にとって不都合な毒物的なものという印象が強ければそれでいいのですが、活性酸素と聞くとなんだか良いものではないか、と勘違いするおそれが無いでしょうか。
反応性の高い酸素(を含む)化合物というのがより近いので、反応性酸素という訳しかたもあったようにおもいます。酸素を利用する以上宿命的にこのような障害をおこしうる反応性の酸素化合物ができてしまうのですが、それに対抗する生物のいろいろなデフェンスのしくみを理解することが細胞の寿命を理解するうえで非常に大切なようです。
化学的にはいろいろ種類があって、それぞれに特有のデフェンスのしくみが細胞にはあるのかもしれません。
非常に著名な現象ですが、よく調べていくと不明なことが沢山あることに気がつきます。

タイトルとURLをコピーしました