けさのバス、熊野神社ですごい数の乗客でした。みな吉田神社の節分祭行きなのでしょう。年は正確にはわからないもののご夫婦が多く80才平均でも驚かない感じでした。どうも絶大な支持というか人気があるようです。家の中にある色んな護符とか燃やしてくれるのでキャスター付きのケースを運ぶ高齢の女性も多い。福は内なのか鬼は外なのかそれとも両方なのか、どの価値観なのか、知りたいとおもって京女のSさんに聞いても知らない世界のようでした。
けさは四時起きだったので朝飯まで長く、途中で疲れてまた書架を見て一冊の本をぱらぱらめくったら、昭和20年代の本ですが、日本人であることにウンザリするという表現を見つけました。この著者、その理由をごちゃごちゃ書いたあげくに、理由をあげつらっているといつのまにやら自分がはしゃいでいることに気がつき、こんどは自分にウンザリして、自分が日本人であることを再確認というような循環論法をいってました。いまの日本もおんなじような感覚を持っている人が増えているのでしょう。ただはしゃぐ人はもういないのでしょう。
声なき声の日本の民はここのところの鳩山首相の発言に親近感を持った人が増えたのではないでしょうか。つまり自分の政治資金問題にひたすら謝罪をする態度。それと、最後の最後まで小沢氏を同志として信じるというスタイルは日本人好みでしょう。小沢氏を好きな人はほとんどいないでしょうが、首相である鳩山氏がある意味危険をおかしてそのような不人気な小沢氏をかばう発言を続けるのは人柄的に立派と言うよりはむしろ信ずるにたるものを持っている、なにわぶしも持っている、ということになったのではないでしょうか。ここのところ静かに得点を稼いだ感があります。これで普天間基地の代替え地を発見というか、もしくは米国に対して強腰にでれば人気は一気に上がるでしょう。米国にもの申す、首相そんな首相はこの60年間まったくいませんでしたし。
それにひき替え、枝野氏たちとかいかにも言いそうな人が言ってるし、よせばいいのに前原氏までこの機会に乗って言うのはおばかさんという感があります。長老の渡部氏はよほどの恨みがあるのかという感もあります。小沢氏は表情から見て、いつ幹事長をやめるのかそのタイミングを計っているように見えます。3人も秘書が起訴されたら、長く幹事長ができるはずがありません。しかし、検察は昆虫採集にいってバッタ三匹という感じでこれじゃ存在意義は問われるでしょう。研究者だったら研究費返還を要求されるでしょう。しかし本当のところ明日にならないと検察最終の態度は分かりませんが。
話はちがいますが、今回テレビに何度もでてきた元特捜のふたり若狭氏と宗像氏ですか、なにか共通性を感じました。なんだろう、と考えてみると「眼」でした。おふたり、表現は悪いのですが、死んだ魚の眼を思いだしました。
地検の特捜を無くしてもいいじゃないか、という議論に反対しない日本人は着実に増えているでしょう。外国でよくやるように、一つの大きな犯罪に一つの特別チームを作ってやるのがいいでしょう。特捜検事はよほど優秀ということになっているので、未解決の沢山の殺人事件の解決に頑張って欲しいものです。菅谷さんの事件もいまからでも遅くないので真犯人を発見することに特捜検事を使ったらいいのでしょうに。