朝青龍が引退(ほぼ強制的に)した日に、小沢幹事長は不起訴というニュースでした。しかし彼の三人の現秘書、元秘書は起訴されました。
でもさっきニュースで裁判所は3人に保釈を認めたとあります。いよいよこれは形式犯ということがはっきりしてきました。
平家物語みたいですね。小沢幹事長は年も年だしいずれ辞めるでしょうし、というか辞めたくなくても辞めざるをえない状況が作られるのでしょうし、いいかげんマスコミも彼のこれまでの驚嘆すべき政治的情熱と政権交代という国民の多くが願望した結果尾生んだ偉大な業績に敬意を表すべきだと思うのですが。彼が消える前に。後味が悪くないのでしょうか。政治的業績は上に偉大とつけるのがピッタリなようです。
きょうは昨日の密室での検察と大マスコミ記者の1時間20分のやりとりにちょっと刺激されました。その内容は新聞を見ると3分程度で読める記事でした。残りの時間は何をやっていたのか。
それで白日夢をみました。
ケンサツ真理教の上層部とその信者たち(つまり司法記者)のあいだでどうして小沢氏を逮捕しないのか起訴しないのか、言い合いがあったのでした。ケンサツ真理教には教祖の松本ちずおのような人物はいないかわりに、上層部のいったとおりに記事をかけば月給がもらえるしくみなので、しかも書けば書くほど国民の支持がえられた過去の経験があるので、信じるのが一番楽です。というか信者にならないとケンサツ真理教の本殿のなかにも入れてもらえないのです。ケンサツ真理教のご託宣以外に一行も文章をかいたことのない信者もいるくらいなのです。
でも今回はすこし違ってきました。ケンサツ真理教の指導部の全員が単なる官僚じゃないか、真理教の教義をたれながすのは官僚の違反行為ではないのか。いままだケンサツ真理教を野放しにしていたが、松本ちずおのような人物を生んだ教団と似てきているのではないか。その信者たちは相当にうさんくさい、大マスコミの司法記者なんていったら、このあいだまでは国民に飲み屋でお布施までもらえたのに、最近では疑わしい目で見られることさえある。どうしてくれるんだ。あのあほなテレビのニュースショーですら、だんだんきつい突っ込みが入ってきている。小沢氏は極悪人というケンサツ真理教の指導部を信じていたのに、このままではたれ流しをそのまま書いていいのかどうか分からなくなってきた。世の中にはそのうちたれ流し犯は逮捕、ということをいう人も増えてきている。こんな白日夢でした。
わたくし去年の3月6日に以下の様なことを「将来のディープスロート」というタイトルで書いていました。
小沢問題ほんとに興味深いというか、口を出したくなります。
公務員の守秘義務というものを考えたくなります。
いま、検察特捜とマスコミの作る強固な共生岩盤から毎日ニュースが泉のように溢れ出てきていますが、検察官は公務員で守秘義務があるのではないでしょうか。それに、小沢代表が収賄をしたかのような情報が大量に流されています。被疑者の大久保秘書の人権というのはどこにあるのでしょうか。まるで極悪人のように情報を流されて、本人は捕らえられていてひと言も反論できない構図がまともな社会とは思えません。
いつまでもこれが続くのでしょうか。それとも、将来いつの日にか、守秘義務違反者と情報を垂れ流して人権を蹂躙するマスコミ関係者が逮捕されて、処罰される時代が来るのでしょうか。
守秘義務を守らない、公務員は本当に罪深い存在だと思うし、被疑者の人権を完全に蹂躙する組織が野蛮なことは間違いないでしょう。
こんなことを考えたのは、小沢代表の懐刀と言われた平野氏のインタビューを朝日ニュースターで見て刺激されたのと、秘書さんの自宅を捜索というテレビ画像で出てきた家がまさかと思うような質素なものだったのですが。この、秘書さんの人間としての実像を知りたいものです。小沢代表のは実像はあまり知りたくないのですが。
さっきちらっと見た、産経でのぶら下がりニュースでは小沢氏はどこでも参考聴取でもなんでもいきますといっているようです。腹は座っているようです。お師匠さんの裁判は一回も欠かさず出たそうですから、先を読む能力はある過ぎるくらいあるのでしょう。でも党内にはそんな人はほとんどいないので、彼の後をついて行ける人は、この平野氏と後わずかなのでしょう。
何日か前に、自民党政府は民主党のスキャンダルを必死に探しているだろうとこのブログで書きましたが、実は探していたのは、検察だったのだと分かりました。いまの自民党に検察に指図をするような力があるとも思えないし、検察も言われてやるようなことはあり得ないでしょう。しかし、佐藤優氏がコメントしているように、いまの検察の中にはかつての青年将校のように愛国心のような気持で、民主党代表をたたきつぶさないといけないとおもっているのが居るのだ、とすると、本当かどうか知りませんが納得してしまいます。これが本当なら、司直の手で明らかにして欲しいのですが、その司直がやっているのですから、もちろん無理でしょう。研究者は謎が好きですが、このあたりは検察情報のおこぼれをもらっているマスコミも何かを書くはずがありませんので、日本のもっとも深い暗部になるのかもしれません。しかし、検察も国家公務員がやっているのですから、なかにはかならずや良心的な人が居て、将来ディープスロートの役を果たす人が出てくることを期待したいものです。