きょうも沖縄です。
ブログを書いていると時折この話題なら,ナンシー関さんはなんていうだろう、と思ったりすることがあります。彼女は消しゴム版画となかなか得がたいドライで辛めの時評をしていました。
まだ若いのに急死されてずいぶん時が経ちました。彼女の消しゴム版画に描かれた人々はそれなりに真っ当に扱われていて、ナンシー関さんは根本はとてもやさしい人だったに違いありません。
家に彼女の時評の文庫本がありますがよみかえしてみてもとてもユニークです。
わたくしに彼女の真似はできません。
わたくしまだ大学生だったころにお金が欲しくて塾の教師を短期間したことがあります。山登りの軍資金が欲しかったのでした。
久保田万太郎さんのおじょうさんが経営する塾で夏休みの早い時期に教えて夏休みの盛りはどこかの山に登りに行きました。彼女もナンシーさんほどではありませんでしたが、かなりのふっくら度でした。長いことお会いしていません。とてもやさしくて、人なつこい方でした。
何かの折りに久保田万太郎氏の写真を見てそっくりなことを発見しました。
私の知っているふっくらしている女性はみんなやさしいかたばかりなのです。
やさしいというのは本人にとってつらいことなのかもしれません。