盛夏の沖縄、百才の人々の消息、二人の幼児へ虐待し虐殺する若い母親と彼女を作る周囲

昨夜9時半すぎに那覇空港について恩納まで来てホテルに泊まりました。
きょうから6人ほど東京、九州から来られましてジョイントセミナーをやります。

盛夏の沖縄、暑いですが猛暑ではなく亜熱帯の海洋性気候で日中に出歩かなければすごしやすいものです。
のんびり出来るといいのですが、そうもいきません。集中的に脳みそを使わないといけません。
時差ボケがでなければいいのですが。
ホテルの朝食の雰囲気がいやなので6時半の開店と同時にいって電車の雑踏のように沢山人が来る時間の前に済ませました。

100才以上の人の一部はたんに死亡通知がないだけでどこにいるのかも分からない人が相当いるとか。百寿の寿という字がふさわしくないニュースです。

大阪の西区のアパートにあったふたりの幼児を閉じ込めての、若い母親による虐待死。
これほどひどい話を近来聞いたことがありません。
この若い母親の父親は高校の有名なラグビー監督とか。絶句してしまいます。
この母親の母親は? この子たちの父親の実家はいっとき二人の子たちを預かっていたそうですが、続けられなかったのか。
この二人の幼児の絶望、悲嘆を想像すると自然に涙がでそうにだれでもなるのではないでしょうか。人生でいちばんかわいくて、人を喜ばせる時期なのに。
わたくし最近、大学や高校生への生命科学の講義のまくらにわたくしのいちばん好きな政治スローガンとしては「あかちゃんの笑顔を社会の中心に」といいます。
日本の社会が深く痛みを感じる事件なのだと思います。この若い母親をうみだす家庭背景、社会、そして職場、彼女に群がる人々、またアパートでの周囲の聞こえぬふり、すべてが殺伐として、非人間的で、悲しいです。
周囲のおとなはこういうことが起きるのではないか、とは思いにくかったのでしょうか。それともこの若い母親が外面のよい一見しっかり者に見えていたのでしょうか。
こういう事件が二度と起きないためにも徹底的な背景調査がひつようだなとおもいます。社会は教訓を得るべきです。
ふたりの一才と三才のお子さんのあどけない笑顔の写真をみて、幼児を殺せる親が増えている日本の世相に深い疑問を感じます。

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