東奔西走の日々、山での遭難とヘリコプターでの救助の問題

夜になって自宅に戻りました。関空からです。
今回も、結構長い東奔西走でした。
7月27日に家をでてカナダにいって、一度自宅で一泊をして沖縄に行って、きょう帰ってきましたので。週末はほんとのんびりしたいのですが、どうでしょう。そうできるでしょうか。
われながらタフなもんだな、と自分に感心しています。コツがあるのですが、あんまり書きたくない。
叡山の駅から浜大津の花火が見えました。きょうは花火の日だったのでした。

埼玉県の山で沢登りの登山者が遭難して、救助のヘリコプターが墜落して5人のかたが亡くなりました。ほんとうにいたましい出来事でした。そのあと、テレビ局の記者とカメラマンが近くの沢で亡くなりました。最初の遭難した登山者も亡くなったとニュースで見たので全部で8人も亡くなったのでした。全体としてみると大変な山岳事故です。
こういうことが何度もあるとヘリコプターはうかつに救援に出られなくなるし、また山登りをする人々に対する世間の目が厳しくなって具合が悪いと思うのです。報道はどの程度の技術のレベルを持ったパーティでどの程度の難易度の沢を登っていたかぜひ検証して欲しいのです。そして登山者の亡くなった経緯も。それにどうしても写真というかイメージが欲しい報道記者とカメラマンが案内のガイドには内緒で沢に引き返したようですが、そのあたりもぜひ調べてほしいものです。亡くなってしまいましたが、どういう事情でこういうことがおこるのか、分かりにくいです。色んな意味で非常に重要な山岳での出来事とわたくしは思いました。
場所がよく分からないのですが、たぶん荒川の源流の一部の沢だとおもうのです。甲武信岳の北か東北あたりで十文字峠の東南あたりかなとあまりはっきりしない事故の地図を見て思いました。谷が非常に深いところでしょう。樹林も非常に背が高い。ロープで谷に下りるのは木が邪魔する容易に想像されます。わたくしもまだ20才になった頃に秩父からえんえん歩いて、信州に抜けたりしてこのあたりの尾根筋を歩いたことがありますが、山の深さと沢の水量の多さに驚いたものです。これが峠を越えて千曲川の方におりるとまったく伸びやかな広がりをもった谷筋になり,八ヶ岳や金峰山間近にみえて、森林の秩父とコントラストのある風景に感動したことを憶えています。しかし秩父側の谷筋は易しいはずがないとおもいます。
現在は携帯電話ですぐ救助を頼めるからとそれを保険に山に登る人々が増えるとすると、山岳救助をヘリコプターで出動するのは救助隊員には命がけになりがちになるような気がします。

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