おお賑やかな夜、方向性の無い政治、ロシア抑留の元日本兵のドキュメント番組

昨日はラボでは忙しくて、夜にでもブログを書こうとおもっていたのですが、夜は家の中がひさしぶりにおお賑やかでついうっかり忘れてしまいました。
ふたごの孫もいつのまにやらというかしっかり子供なので、そばでじっと話を聞いてるときは気をつけないと。来年小学校にはいるのにふさわしい成長ぶりです。
いちばん若いというかまだ生後半年にもならない孫のほうはひとみしりをしないのでわたくしにもよく笑ってくれます。
それにたまたま一緒となった義妹夫妻は日中所用があったのですが、夜にはみんな一緒となり久しぶりで坂本の家の居間もおおぜいとなり話が盛り上がりました。

毎年この時期は一日くらいは敗戦や原爆投下についていずまいを正して何かを書きたいとおもっていましたが、今年はなかなかそういう気持ちにはなりにくいです。なぜなのでしょうか。人のせいにしてはいけませんが、日本の行く末の混沌感の高まりが関係があるのでしょうか。いまの世の中だれに向かって政治的な主張をすべきなのかもはっきりしなくなってきました。民主党の方向性の無さは、首相が核廃絶の努力について記念式典で言及し,そのすぐ後の記者会見で核抑止力は必要、とも述べてしまうあたりにあるのでしょう。勇気ある政治家がどこかにいるのかも分かりません。

おとといNHKの番組でみた、ロシア抑留の元兵士たちがいま発する言葉のドキュメントが見ごたえがありました。抑留所での残酷きわまりないソ連の日本兵の扱いについて発する言葉もさることながらいまやたいていは84,5才、上だと90才にもなるひとたちの頭脳の若々しく元気なことが強く印象に残りました。からだも敏捷性というのでしょうか老年とはおもえない身のこなし、ひとりひとりがなんともいえない魅力的な人物にみえたのはわたくしだけだったでしょうか。
正直、こういういまの元気さと抑留生活での苛酷な栄養飢餓で生き延びたことがなにか関係があるのだろうか、思ってしまいました。はやくいまの共同研究プロジェクトを軌道に乗せたいといつのまにやら自分の研究にかこつけて考えてしまいました。

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