来週末は沖縄なので農作業一生懸命やりました。思いのほかはかどって予定通りの作業が出来ました。夕方家に帰る前に雨の中ひとつずつやったこと点検しました。土に対する愛情というのかこの瞬間はほんと農民マインドだなと思いました。先週は浜松、それに英大使館に二度いきました。浜松では瀬藤さんがこれだけ人が集まってこれだけ沢山の質問が出ることは滅多に無いということでしたが。一回目の英大使館、挨拶がおもしろいと、英国からきているギャル(?)二人にいわれました、お世辞に弱いので。二回ともわたくしの来ている服装をほめられました。二回目の英大使館、面白かったです。行った甲斐ありました。
きょうはまだ書きます。
昼食時に食堂で読んだ京都新聞にみたコラムで検察の捜査のまずストーリーありきはなんら問題ない、科学研究だってそうだから、という議論を見ました。でも検察は無謬性を誇っていたのでは?裁判で有罪にするというのが無謬性の証拠なら99%以上正しいのでしょう(ということに最近までなっていた)が、研究のストーリーなんてそんなもんではまったくありません。公表した論文だって、主たる結論はかなり高い確度で誤っているものです。特に有名ジャーナルで公表しているものほど、データは正しいかもしれないが、背伸びした結論で解釈が誤っていることが往々にしてあるのです。いわんや研究の中途でのストーリーなんて10%もあってないでしょう。何度も何度も仮説を立て直して、元に戻ってやり直し,そんなことを繰り返すのです。研究でのストーリーありき、つまり仮説ありきと、検察のストーリーありきつまり被疑者逮捕を同列にしてほしくないものです。ほんと冗談じゃないです。
あしたノーベル医学・生理学賞の発表で、山中さんのiPS細胞発見への期待がますます高まっていることを感じます。ある新聞では当確を打ち出しているようです。プロの研究者がこういうことに口を出すのは、はしたないのですが、ちょっとひと言。水を差すわけではありませんが、偉大な発見であることは間違いありませんが、またノーベル賞級のお仕事間違いあいません。しかし、どうしてiPS細胞ができるのかそのしくみはなるほどと膝を叩くようなものになってないような気がします。また応用面では素晴らしい前途があるのは間違いありませんが、でもまだ医療にユニークかつるオリジナルに役だったというそのものずばりな証拠がでていないようです。駄目な場合の理由は色々あるでしょうが、こんな風にも考えられます。しかし新聞の予想のとおりならほんとおめでたいことです。