若かったら、生存競争を味わう

いま日本の若い人達はどういうきもちで日々を過ごしているのでしょう。若い人は比較すべき時代を経験してないので、今の時代は普通だ、変だ,といいきることがなかなか出来ないでしょう。就職難とか景気が悪いとか、もうずっと言われていますから。バブルなんていわれても実感があるはずがありません。でもわたくしなんかも学生時代、景気が悪い、なべ底景気とか、なんとか不況とか言われたものです。それで植木等のようにやけくそで笑ってるコメディアンが素晴らしく思えたものでした。あの未曾有の経済危機だったに違いない終戦直後でも人々はありきたりに暮らしていたのですから、日本の国土にいてなんとか食べていけるに違いありません。食いつめて海外という発想はなかなか無いのかもしれません。一方で日本からとりあえず去って外国で生活してみようとおもう若者がふえてくるでしょう。そのあたりのこと、若者の生身の声を聞いてみたいな、と思う次第です。わたくしがいま若かったらどうだろうか、とすると30才になる前に4,5年、外国で生存競争を味わってみたいと思うかもしれません。なんだ、結局自分が経験したことをもういちどやりたいということなのかな。

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