こんかいの会合はこの国立の研究所のひとと海外の参加者でこじんまりとしているので、誰とでも休憩、食事、それに夜の会食後に話ができてたいへんいいです。わたくしもおかげで遠くからみたことしかないGurdonさんと朝食時には二人で夜にはSiddiquiさんとお話しが出来ました。それに今回初めてあったかたがたとも話が出来てよかったでした。話が糸のように続いて思わぬところに展開していくのもゆっくり時間があるからでしょう。帰国したら二日おいて中国ですが、いまの世界はこのようなふたつの国が非常に元気がいいことはまちがいない。インドは分かりやすい国ですし、中国だってわたくしには理解の難しい面はないような気がします。それにひき替え日本はとくに今は理解がなんだかむずかしい。と外国人に言われたら、世界でお辞儀をしているのは日本だけだからと煙に巻いています。それは冗談ですが、簡単なことを簡単にせず、ややこしいことは後回しにしているのは、大きな変化が怖いのでしょうか。どっちみちグローバルな世界となれば、賃銀のやすい国はなんでも有利になるし、賃銀の高い国は難しいことばかりで元気がなくなるのはしかたないのでしょうか。インドにくるといかにして雇用が作られているかをみていると、おもわず笑ってしまうと言うかにやりとするようなことが沢山あります。大抵のことは雇用のうみだしかしかたないかと思えてしまうのです。なにも職がないよりはまし、というこちらの人達の言葉も実感があります。
ところで、インドは晴れがましい、インドはおいしいとか書きましたが、インドにくるとなんか自分が華やかになると感じるのはなんででしょうか。裸になって色んなわけのわからない体操をしているのを見ていると、日本にいたときはなんにも感じなかったのに、ここにくるといっちょうやってみるかなんて、バカな考えがもたげてくるのもこの華やか現象でしょう。