保安官を英雄にしてしまう傾向、誰が予想したでしょうか

いま香港の空港で関空便を4時間待っています。ちょっと長い。インドを上界とすると下界がちかずいてきていつもの仕事が戻ってきます。毎日数十のメールに対応していますが、インドにいるときは下界の仕事をやるような気分ですが、香港はあたりをウロウロしているひとたち、もうみんな人種的におなじですから日本に半分戻った感じ。日本では、中国トップと日本の首相が会談したので、はしゃいでいるのと、海保の保安官がどうやったのか一挙一動ずらずら書いています。「愛国無罪」という世界的な一つの標準がありますが、これを今回、適応するのかしないのか、すべてはそこにかかっています。無罪放免にするほどの度胸があるはずがないですから、起訴準備のためにさらに拘留して、どんどん民主党の支持が下がって、一定のところまで下がったところで、最終決着をするのでしょう。この保安官の人物像などどんなに調べても抉ってもなにもでてこないでしょう。ビデオをみんなが見たという事実が大きい。流出したのを見たら中国漁船はけしからん、もちろん中国政府もけしからん、日本の保安庁の船員たちはよくやっている、8割の日本人はそう思うでしょうから。それ以上詳しく考える材料もないですし。あとはこの保安官をあんまりいじめると、英雄にしてしまう結果となります。個人一人と民主党政権全体が対峙するのですから危険なジャーナリズムの対象になりがちです。そういう構図を作るのは後々非常にまずいと思います。でもだんだんそうなりつつあるようです。軍靴の音が聞こえてくるような気がするのはわたくしの錯覚でしょうか。尖閣でも竹島でも北方でもひょっとすると軍事衝突が起きかもしれないということがリアルに見えてくる時代がこの政権で起きるなんて誰が予想したでしょうか。

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