四日間、大歓待を受けてしまいました。X. Yao教授の研究室の若い学生さんたちが献身的にやってくれて申し訳ないとおもういっぽうでかれらにとっても悪くない経験なのだろうと思うようにしました。かれらの表情やしゃべり方(元気だけれどもわかりにくい英語)をきいていると、昔の、40年以上前のわたくし自身を思いだします。講演自体はおもしろい話をたくさん聞けました。招待講演にも地元の若い人の話にも,異なった意味なのですが、たいへんおもしろく啓発されました。中国でもキネトコアのようなアカデミックなことをどんどんやっているのは心強い。わたくし自身の講演も十分に手ごたえがあり、これでいいのだ、という感がますます深い。
北京や上海ともちがうローカル味のある経験で、非常にいい経験でした。きのうは三国志関係の公園とひとひとでいっぱいの市場に行きました。観光もありますが、中国の善男善女をみて今の日本でなく戦後すぐかもう少し後の日本の姿を重ねあわせる気持ちになりました。しかしこのような町でも高層の建物が林立しているし、大道路はやたらに広いし、グローバル化した地球の一角という感があるので、過去と現在の奇妙なミックスした感覚です。黄山にいけなかったのは残念ですが、市内見物もしたし、昨夜は教授のラボの若者たちも交えてまたまたおいしい料理を食べて楽しい時間を過ごしました。体重はいったいどうなることやら。今回は持参のコーヒーがほんと役立ちました。ドリップ式のフィルターで過剰と思っていましたが、早朝に飲んでいるうち、ちょうど使い切るくらいでした。食べ物屋はたいへんな数ありますが、外国料理を食べるところは周辺には先ずありませんし。