きょうのシンポジウム、東大医科研の中村祐輔教授が朝日新聞を訴えた

寒いです。
きょうのシンポジウム、しゃべる人達Huntさんゆかりの人たちですが、もう過去のものになるのでしょうがこの分野の隆盛を支えた人たちです。Andrew Murray, Marc Kirschner, Tony Hunter, Kim Nasmyth, Mitsuhiro Yanagida, Richard Treisman, Paul Nurse, Tim Hunt,こういう順番です。最初にHuntさんが今までいた研究所の所長のJohn Diffleyさんが挨拶をして、裏方で沢山のHunt門下が手伝っているのです。
Huntさんロンドン郊外の研究室を閉めて、市内中心にオフイスをもってこれから活動をするということです。ラボをもたないのは残念ですが、本人が望んでいないのです。

ニュースでは東大医科研の中村祐輔教授が朝日新聞を訴えたというのが、気になりました。
朝日新聞は硬直せずにもっと早い段階で記事の中での名誉毀損的部分については謝罪をしたほうが良かったのではないか、と思っていました。問題提起のつもりだったのでしょうが、やはり批判をしないと新聞の存在意義がないとばかりの記事づくりで越えてはいけないところを越えてしまった感があります。特にナチスという言葉を使った社説は辞職もののひどい表現です。この段階前に朝日と中村さんのあいだになにか根深い遺恨でもあったのでしょうか。そんなことを考えたくなるくらいの、根深い衝突と見ています。朝日も言いたいことが他にあるのなら,率直に説明しないと、だんだん深みにはまるとみています。最近の科学記事は総じて及第点を取れるのが多いのに、なぜこの取材だけがこれほど激しい対立を生んでいるのか、結局新聞側がなにか底意があったのに、それが出てない。小沢氏の検察の捜査みたいな感があるのですね。

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