朝 7時50分記
計画停電なるものが始まっています。ただし輸送用の電源は優先という当たり前のことがやっと決まったとのこと。東電は無能企業の最たるものであることがいまや誰にも明々白々。いっぽうで携帯がなぜつながらないのか、被災地が特にひどいらしいのですが、たぶん通常電源がこういう通信系のところで使われているからでしょう。いざ危機という時の守りがほとんどない、日本社会を感じます。
さっき官房長官の説明を聞きましたが酷すぎる。まず首相を江戸時代の殿様のような言い方、自分は家老番頭で殿様がこうだ、と下々の国民に伝える、というとんでもない時代錯誤のトーンのうえに、出来もしない説明、原発2号機が惨憺たる状態になってることを、弁護士用語というのか、分かりづらい言葉をたくさん使って原稿を読む。本当に日本国民は可哀相すぎます。もしかして、こいつら(あえていいますが)が我欲で政治をやっているのなら一刻も早く消えて欲しいと願うのみです。長官はまず自分の横から見た姿を鏡に映して、何をせねばならぬか理解して欲しい。結局まず理解するべきは自分のこと、こんな説明などできるはずもないことをやるな、といいたい。
9時50分記
ラボに来てます。ラボの閉鎖が刻々とせまります。この時にYさんが体調不良とのこと。健康管理を大学で学んだはずなのに。大学で学んだことがまったく自分に適用できない典型タイプ。論文準備完了のタイミング。ほんと困るがしかたありません。知恵熱と考えてこれを契機に成長が進むと思いましょう。
とうとう原発2号機行き着くところに来たようです。とうてい受容できない大量の放射能が測定。作業者はほとんど現場から逃げ出し。頑丈、健全と大合唱していたテレビ画面の工学部系のひとたちは上手に逃げますから、じっと見ているといいと思います。腹切りとか頭でも剃ればかわいげありますが。東電はすべてに隠蔽体質なので、なにをしゃべったらいいのか分からないでしょう。それに政治家が健全、健全と言い張れば、それに反することを言えません。政治家が現場介入、これほど悪いことはありません。無能と無能をかけ算してもなにも出てきません。
現内閣は一分でも一秒でも早く退陣すべきとおもいます。
代わりはたしかにいないようですが、そんなことありません。
わたくしの案は、政党を越えて共産党や公明党もいれた挙国内閣を作って3,4ヶ月後に総選挙。国民の安全、国の財務体質、国の統治と外交、このあたりを争点に選挙をして欲しい。民主党はもちろん負けるでしょうが、でも自民党だって勝てるとも思えません。
首相は、中曽根元首相がやってくれたらいいと思います。中曽根氏がこれはと超党派の思う人を集めて選挙管理内閣というか数ヶ月やればいいと思います。いまよりもましになるとおもいたいです。
10時50分記
こういうことは言いたくないですが、風次第では福島市、仙台市、首都圏の北部水戸あたりでも避難だってありうる状態。ついおととい、ほんとは10キロで充分なのに20キロに避難域をひろげたのですから、と言っていた長官のセリフがそっくりはね返ってきます。
14時55分記
忙中閑あり。親しい方がたに招待されてベルクールで食事一緒。楽しいひとときでした。
帰りに手作り市で岐阜のおじさんからまな板(けやき)を買いました。沖縄で使う予定。
これまでのは例の人工製品ですから。
東京からわたくしが書いたブログの反響、外国人に明々白々で日本人には知らされてないなにかとんでもない情報があるのではないかということを知らせてもらいました。帰国命令が東京在住の外国人にはもう相当でているようです。それから歴然と物資の足り無さを感じるそうです。そりゃ、東電と菅内閣をかけ算すればどうなるか、危険値はやたらに高くなるのではないでしょうか。