ビールが放射線防御効果? 原発反対者小出裕章氏の講演you tube

乳児に水道水をのませない、というお達しは一日で解除となりました。
いいことですが、わずか一日とは。

それに関連して、子供の一人がビールを飲むと、以下の記事にあるような放射線防御の働きがあるのは本当か、ということを聞いてきました。
http://www.nirs.go.jp/information/press/2005/08_11.shtml

まさかと思いつつ,読もうとして、この放医研と東京理科大の共同研究の発表は6年くらい前のものでその後話題になった気配がありません。かつこの仕事がどこかの論文になったとも聞いていません。記事中にはどこで論文として発表したとも書いてありません。データは出ていますから、はなから信じないのは失礼かもしれませんが、プラシーボみたいな気分でビールを飲めばいいのではないでしょうか。
お酒→リラックス→ストレス耐性→放射能によるDNA損傷のより効率的な修復
こういう調子のいい理屈を頭に浮かべるといいような気もします。効かないクスリが売れるのは色んな理由がありますが、まず飲みたい、次ぎにその理屈を後付けする、こういうのが多いのでしょう。
学術的に皆さんの認めるそういうものはないようです。
ウコンの成分のクルクミンとか、味噌とか大豆に含まれるイソフラボンとかにそういう効果があるのではないかと主張する学術論文は存在しているようです。まああるかもしれませんが、でもわかりません。でも放射性物質を体内に入れないほうがいいですね。

とうとうラボのわたくしのオフィスもきれいさっぱりになりました。なんともいえずさっぱり感があります。
これからはどんどん減ってきます。

教えてもらって、京大原子炉の小出さんの講演がyoutubeにあることを知りました。今月の20日のですから、ごく最近のものです。
http://ameblo.jp/yam-fotografia/entry-10839835961.html

この福島原発が大問題になって以来、京大関係者がほとんどテレビや新聞で出てこないのは、京大には有力な原発反対者がいるのでそれでマスコミはびびっているのでしょう。NHKなどがまったくかれらの意見を聞かないのはけしからんと思うのですが。
1時間半という長い講演で、ちょっと冗長な感はあるのですが、しかし迫力は非常にあり、原発反対の意見をまったく知らないか、存在も知らなければまず我慢してでもこの長い講演を聞けば、違った世界があることに気がつくでしょう。
確信的な反対者というこなら、まず小出氏の意見を聞いてみるのがいいとおもいます。

わたくしはどんなに量のすくない放射線量でも人体にまったく影響がないなどと断言できるものはないという意見です。ただこの人体を健康に置き換える気はありません。一方で、この放射線量なら健康にはまったく影響がないなどどそんなことをいう資格のない政府の長官がいうのはまったく世も末とおもっています。そういう意味で、小出氏の存在はそのうちだんだん効いてくると思います。実は京大にはまだまだ同様な意見をもつかたがたが沢山いると聞いているのですが、詳しいことは知りません。

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