昨日こられた客人と一緒に、ひさしぶりに玉蘭で昼食。懐かしい。奥さんもご主人んもなつかしんでくれました。わたくしは、もう沖縄に定住しているとおもってみたいでした。
メールで教えてもらいましたが、国会議員の吉井英勝氏(共産党)が数年前に質問書をだして安倍首相が答えてるのですが、地震時の津波による補助電源の欠損危険性を指摘しています。週刊文春が取り上げたそうですが、なるほど少数とはいえすでに危険性を指摘するかたがおられていたのです。相当な先見性のある質問書であったにも関わらず、まったく対応がなされなかったのはかえすがえすも残念です。
どのような質問と返事があったかは以下のサイトで見られます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm
もうこれだけの時間がたったにもかかわらず、テレビによくでる、官僚、政治家、解説者、専門家、キャスター、どれもこれも不満です。ひとりのヒーローも出てこない現状が非常につらいです。
しかし、一番情報をフォローしなければならない被災者が確実な情報やネットからも疎外されているというのは本当に悲しく、具合の悪いことです。日本のこの機能不全はいったいどうしたものか。
一つだけ書いておきますと、いまだに死者行方不明者の数が非常にあやふやなことです。
この一点でも中央行政のなかから一人でもまともな行政マンが出てきて、ピシッとした考えを示し、わかる範囲での答えをして欲しいのです。
極限的なアホ、無能としかいえない政治家連中が前面に出てきて,邪魔をしているのでしょうか。それとも、やはり中央行政でも同じような連中しかいないのでしょうか。
素人がみても津波直後の空撮から10万とか20万人くらいの人が犠牲者となったのではないかと思いました。世界中の人がそう思ったはずです。
日本の中央官僚なら、地図を見ればどこで何軒の家が流されたか、そこの地域に何人の人が住んでいたか、すぐわかるはずです。そのうえで避難所に集まった人々の数をみればば、いったい、何人くらいの人々が消息や、行方がわからない、これもわかるはずです。マスコミは信じがたいくらいの無能ぶりをさらけ出しています。こういう点で、被害地全体を調査する能力にまったく欠けているのです。
行政が発表する、可能な犠牲者や不明者は最初多くて,段々減るほうがありがたいのです。嬉しいのです。当たり前のことです。
それがなんですか、最初2千人とかいって、いまは2.5万人くらいにふくれあがって、世界中で奇異な目で見られているのがわからないのでしょうか。それがまだまだ数万人の不明者がいるとか、日本は世界で一番の未開国かといいたい。
いまの日本は、自主能力をうしなって、政治と行政におんぶにだっこのお追従的なマスコミ記事がこのわけのわからない被害状況を増幅しています。日本にいながら日本でおきているこの巨大な悲劇を俯瞰して知ることができないことを心から悲しく思うのです。
日本の東京に巣くう中央連中を徹底的にリモデル(つまり構造基盤的に変革する、われわれの専門用語なのですが)しなければなんともなりません。
それはそれとして、ひとりのヒーロー的な行政マンの出現を渇望しています。鳥瞰的にこの巨大な被害をわかりやすく数字をもって説明出来る人物です。ひとりやふたりいても不思議はないはずです。それがいないのなら、日本はもうほんとに駄目なのかもしれません。
一見利口そうでやはりバカかと深く嘆息したあんな総務大臣が上にいては、だれもでてきようがないのでしょうか。