孫たちの入学式、批判精神の欠落したNHKの大震災報道科学記者、偏向報道

ふたりの孫たちの小学校の入学式が昨日ありました。出席した妻の説明では担任の先生もとてもよさそうで学校の雰囲気も良さそうでした。わたくしが聞いて、孫たちにとってとても良かったと思ったのは仲良し学級の子たちがいて入学式でも一緒だったということです。わたくし書いたことあるかもしれませんが、小学校入学後、隣に座っていたのはなかおのつやちゃんというたぶん7才か8才上の女の子でして、わたくしの任務の一つは彼女のよだれが溜まった机をおりおりに拭くことでした。こう言うこともわたくしが平気で書けるのはわたくしそういう体験から、つやちゃんの言うことはよく分からないがとてもすばらしい性質の人だと言うことを子供心に分かったからです。それと同時に生意気なわたくしの隣に彼女を座らせた担任の先生の慧眼をいまから思うのです。たぶんわたくしに理論的でなく実際的な思いやりの心があるとすると、その時の体験からでしょう。

NHKの大震災報道記者の科学技術担当ということで山崎という方がよくテレビに出ますが、このひとは東電と政府関係者のスポークスマンとしての言動しかないので、いつもいつも深く失望します。もうだいぶ前からこの人が画面に出ると、すぐ別にまわすようにしていたのですが、きょう久しぶりにまた何を解説するのか聞いたのですが、完ぺきな東電、政府関係者のスポークスマンとして役割しか果たしていません。
この人には批判精神は完全に欠落していると見ました。

もうひとりの石川という解説委員のかた、かすかな批判精神はあるようですが、でもなんの展望もなくこれからどうなるかについて切り込む力は皆無と見受けました。
NHKは視聴者から金を取っているのですから、国民の広い要望と意見を反映すべきで、いまの報道はわたくしに言わせれば偏向放送です。
社会部の記者にはわたくしと同様な意見を持つ人たちがたくさんいると信じたいです。
結局わたくしが大震災直後に、こうしたらどうかと提言した方向、つまり、国際社会の中で原発問題の解決を図るという姿勢がやっと見えてきましたが、もう外圧でそうなっていることはみえみえです。
ここでもまたまた外圧なのかと情けなくおもいます。
それと同時に日本のすみずみまですべてに内向きなのは、本当に問題だとおもいます。特に政治と報道が。
これだけの海外の人たちが日本にきて救援活動をしてくれているのに、そういう報道が少なすぎます。自衛隊員もそうですが、米軍兵士の献身的な救助活動ももっともっとみせるべきだし、海外から来た人たちの活動や率直な意見をどんどん報道すべきです。原発の重箱みたいな記事を書いてももうしかたないでしょう。
原発は,炉が崩壊したらとんでもなく大変なことが起きるということです。その可能性は消えてないようです。これまでの爆発と高熱で炉自体がどこまで疲弊したか。炉の崩壊の危険性はまだまだ数ヶ月はわからないという意見はおおむね常識的なものではないでしょうか。炉の崩壊を避けるために諸外国の叡智を結集すべきです。そのためには、情報の徹底的開示が必要です。政府が内々に協力を要請するというようなやりかたがベストとは思えません。情報開示が一番です。ロシアにも沢山の専門家いますし、欧州にももちろん米国にも。
いまのグローバルな世界で、情報が開示されれば、世界中の専門家が熱心に議論して専門家集団の意見、ベストと思われる意見や次善の策などが提示されるものです。その通りに実行しなければならないわけではありませんが、日本政府が常に理由をもって何らかの策をとり続ければ、今後の模範的な解決策として賞賛こそされ、非難されることはないでしょう。

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