ベストな会合、日本人は沢山いて皆さん元気なのですが

今回の会合のフォーマットはわたくしの好きなスタイルです。つまり初日は夜だけのプログラムなので遠路からでも来られ、なおかつ日曜なので週末を使って旅行をするのでいわゆるworking dayになりません。それから三日間、フルに話を聞いて、真ん中にみんなでおしゃべりをしながら散歩が出来る時間帯を3ー4時間を作り、最終日の夜はプログラムが全部終わってから、全員心置きなく食べる飲むの時間を楽しく過ごすというものです。最終日の朝は、慌ただしく帰る人もいればゆっくりの人もいますが、晩餐会のあとの午前にまだプログラムが残っていてそこでしゃべる人たちの悲惨なことを考えればこれ以外なベターな案は無いというものです。結局5日間の会合とはいえ、実質プログラムは3日間に集中しますが、しかしひととひととの交流は5日間にわたる(つまり到着や帰路への旅行をしばらく一緒にする研究者がおおいものです)ので密度の濃い交流が出来るのです。若い参加者の多くはポスターなので、二回のポスターセッションを契機に、友だちを作ったりして、そのあとでは数人のレベルでの話合いが会期中も延々続くものです。

今回のプログラム、二日目が終わってオーガナイザーの苦心が分かります。非常によく考え抜いたプログラムで素晴らしいものです。内容も変化に富んでいてかつうまい組み合わせなので頭に残りやすい。夜のセッションも過度にならず疲れ果てないので、案外後の飲み会の参加者も多いのかもしれません。わたくしはもう年なので、夜のセッションがあった後はまずそのまま部屋に戻ることにしています。もうずいぶん長いことそうなりました。
日本人も沢山しゃべっているのですが、でも海外在住研究者が相対的に多いことにだんだん気がついてきます。国内研究者の多くはかなり旅費の欠乏に陥っているという噂を聞きます。そうならば深刻です。
国内からの参加者は少ないわけではないのですが、いるはずのひとたちが居ないという印象はあります。こういう素晴らしい会合を逃すのはダメージではないでしょうが、折角の好機を逃したマイナス面はかなりあるとおもいます。
参加した、日本人はみなさん元気なのに、日本という国にいると外国で外交的な生活をするのがあたりまえという研究者の最も大切な一面の大切さが忘れられがちになるのでしょうか。
それとも不景気な風の吹く国になってしまっているのでしょうか。研究者は、どんな不景気な時代も口から泡を飛ばして議論する元気さが身上だとおもうのですが。

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