いま日本では朝の4時半ですが、英国は前夜の8時半でこれから晩飯というか、バンケットです。
明日の早朝に空港に向かって、アムステルダム経由ですが、何も書く時間がひねり出せない可能性があるので今のうちにチョコッと書いておきます。
発表のセッションはさっき終わりました。いい会合でした。結論はまたやりましょう、何度もやりましょう、でした。
おおむね手弁当の日英細胞周期の会、よくここまで20年近く続きました。日英は名目で誰でも来たければ拒まない、どころかお招きもする、この精神はこの時代とても大切でしょう。同時に日英のこの分野の研究者の友情は深い。世代を越えて続くことを心から期待したいものです。
午後5時半記
帰国してテレビ番組をみました、前に京大の防災研においでになられた河田さんが具体的な町の復興案を三つほど出しておられました。これらを住民のかた達と相談しながら、といっていました。
どれも、なるほどな、と思われる案でした。大きな町と小さな町はそれなりに、異なった案でした。印象的だったのが横浜の山下公園は関東大震災のがれきで作ったのだそうでした。神戸大震災の時のがれきをはるかに上回る量のが今回はでているのでこれらを利用して防潮堤をあらたに作るというのも、なるほどと思いました。関西が神戸の経験を今回に直ちに対応する沢山のノウハウを持っていることが分かりました。
キリンカップの選手たちが日本に来るのをいやだといってるとのことです。
これを風評被害とか日本国内ではマスコミ中心に意見を誘導しています。
でも、これは誤りでしょう。これだけの原発被害がでれば、来ないというか来るのをいやがるのが当たり前でしょう。日本人は自国の安全看板は台無しになったとしょげかえるべきなのです。しばらくは致し方ないでしょう。
特に東京の水道にたとえ短期間でも微量でも原発放射能が入ったというのは大きいです。日本人だってそういう国にはいかないでしょう。
半年とか一年くらいは致し方ないでしょう。
風評被害といって、日本が外国による風評の被害者のような発信をするのはやめるべきです。そもそもがいかなる理由があろうとも原発の放射能物質をまき散らした日本が加害者国だったということを忘れるべきではないでしょう。