さっきまでNHKでのテレビでの釜石市で九死に一生を得たひとたちの経験をもとにしたドキュメントを見ていました。事実の持つ迫力に、深く印象づけられました。
そういう人達はほとんど津波を考慮してないか警報を知らなかったもしくは知ってもぎりぎりまで大丈夫と思っていたようです。なぜそのように重視してなかったのか、いろいろ理由があるでしょう。あまりの地震の強さにショックをうけ後片付けに必死になっていた人たちが多かったようです。警報は停電できこえずテレビでなくラジオで危険を知った人たちが多かったようです。
携帯電話もラジオ付きがこれから売れるのではないでしょうか。
津波も家が邪魔をして直前まで分からなかったとのことでした。車で逃げた人たちも高速道路の入口が閉鎖されて、それを物理的に突破しようとしない順法的な人たちが多く犠牲者になったとも聞きました。
考えることが多々ありました。NHKでなければ作れない番組でした。
御前崎にある浜岡原発を停止しなさいという首相の勧告をきょうの中部電力取締役会は認めることが決定出来なかったようです。
この件、英断であるという意見から、この時点で急にそう言っても後の対応や経済活動への影響はどうなるのだ、また中部電力は経営がどうなるのだ、そのあたりで英断ではすまされないという意見もあるでしょう。
そもそもこんなところによくぞ原発を作りましょうと決めたものだ、と呆れるのが大方の意見かもしれませんが、今日まで中部電力のドル箱だったのでしょうか。首相ならば、このドル箱の代わりをどうするのかある程度の考えが表では言えなくても裏であったと考えたいのですが、今日の取締役会が何も決められなかったとニュースで聞くと、そのあたりあまり何も指示が無かったのかもしれません。唐突な意見表明だったのか。
そうだとすると、もしも中部電力が首相勧告を受け入れたくないと意志表明、すると。何が次ぎに起こるのか。