共同通信と産経新聞の報道では、福島原発1号機は、津波前に既に重要設備が損傷していてその結果、震災当日の夜には(水素爆発以前)極めてたかい放射線量が検出されていたとのことです。地震の揺れだけでそれだけのことが起きたのだろうという推測が確からしいのです。
それとまったくおなじ話というか噂を複数のひとたちから、世情の噂として広まっていると聞いていました。東電は想定外の津波にすべての補助電力を失い、その結果水素爆発が起きた、それで格納容器か圧力容器の損傷があったとある意味嘘の理由で世間に説明している、東電は実にけしからんというのがわたくしがこの記事を読む前に聞いた話しでした。とうとういつまでも隠しおおせるわけでなくなりまた迅速に修復する可能性もゼロとなり、正直にこの時点で言ったほうがいいだろうという判断なのでしょう。
これで原発は地震に強いという、神話もなくなりました。それと同時に都合のわるいことは隠せるものなら隠すという体質も明らかとなりました。
もう一つの記事は、2号機と3号機も燃料は崩壊してメルトしているだろうとの東電の発表です。
4号機はもともと核燃料が外にあったのですから、まともな状態の原発はないことになりました。
核燃料の原発からの移動、除去は現状の技術ではほとんど無理となりました。4,5年かかると言っていますが、どういう根拠で4年後といえるのか、わかりません。
原発汚染国家日本の汚名は5年や10年では、はらせないようになりました。
予想が深刻すぎて救いがありません。
原発周辺の道路も鉄道もみな大きく迂回することになります。半減期をかんがえたら100年たってもダメかもしれません。どの程度の範囲がそうなるのか予測出来る人がいるのでしょうか。居たら聞きたいものです。こうなったのは100%人災だという意見を出すひとはでていますから、検証に時間をかけてかけ過ぎることはないでしょう。こうなってしまっては。
東電の社長さん年収7千万円の給与だったらしい、重役は全員それに準ずる額とか。それはそれでよかったのですが、こうなっては、目には目を歯に歯をの思想で、このうつくしい山河をここまでに台無しにした人たちを社会的に罰するのはどうしたらいいのでしょうか。それともそういう思想はいけないのでしょうか。法律などとは関係ない世界の話です。日本という邦の根本的な部分での話です。