笑いの取れない軽量コメンテーター、笑いの要らない重量コメンテーター

今の日本は価値観の転換があちこちでおきているようです。
株式では堅い中のもっとも堅いはずの電力会社の株がどんどん下落しています。しかしこれ一時的とおもわない人が増えています。
コメンテーターはもう笑いをとれないと存在意義がないくらいにテレビにでてくるコメントが難しくなっています。夜10時のアサヒ系の番組でも口のとがっている人が一生懸命コメントしていますが、笑いがないので白々しい限りです。
総理大臣もコメディアンとしてみるといいのかもしれないとまで思えるくらい、倒錯感覚が満ちあふれてきました。鳩山前首相あたりから、その傾向はでてきていました。

しかし一方で、重量級のコメントができる人達がいることも確かです。
何かの偶然かメールの中にあった6月10日に東京であった「物理学者から見た原子力利用とエネルギー問題」シンポジウム講演資料のサイト http://tinyurl.com/3dfnt74 で以下のかたがたの講演の資料を見ることができました。
今の日本で得られる情報として非常に価値の高いものであることは明らかです。内容的にも素晴らしいものがほとんどです。ただ一般のひとがこれらを見ても直ちに自分の判断に利用するのは難しいかもしれません。しかし、若い学生さんたちがみたら感じることは多大にあるにちがいないとおもいます。わたくしも出来たら一日この講演会場で過ごしたかったと思いました。250人が参加したそうです。
1)はじめに 永宮正治(日本物理学会会長)2)福島第一原子力発電所事故について: 原子炉の立場から 田中俊一 (元日本原子力研究開発機構特別顧問)3)原子核物理と原子力 井上信 (京都大学名誉教授)4)放射線防護の立場から 柴田徳思(日本原子力研究開発機構J-PARC センター)
5)物理学者の取り組み 大塚孝治(東京大学原子核科学研究センター)6エネルギーの現状と将来 有馬朗人(武蔵学園)7)日本のエネルギー、世界のエネルギー 北澤宏一(科学技術振興機構)
8)高効率太陽電池を目指したシリコン多結晶の高品質化結晶技術の研究開発 中嶋一雄 (京都大学客員教授) 9)おわりに  倉本義夫(日本物理学会副会長)

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