武士と侍

なかなか雨が降りません。きょうはちょっと降りましたがでも続きません。
昼まで比良にいて、昼に京都へ出て昼食とショッピングをして、二家族の東京へ戻るのを見送りました。そのあと百万遍にいって仕事の続きをAさんとしました。

盆の家族のget togetherやはりいいのもですが、遠くからやってくる若い世代には負担かもしれないし、なにか考えなくてはいけません。

Iichikoいいちこというお酒を販売している会社が出版している雑誌があって山本哲士氏が編集をしています。娘は編集アシスタントにかかわっていることもあり、かなり長いこと読む機会がありました。
哲学を本格的にスローガンにして幅広く論じているユニークなものですが、今号は武士と侍についての特集でなかなかおもしろいのです。わたくしもまったく知らなかった新しい知識をえることができました。
こういう堅い話題をつづけている雑誌をサポートするこの酒造会社に敬意を表したいのですが、それよりも中身は相当おもしろい。ただ、まあ難解かな。すらすら読んでいくのは難しい。
しかし易しくしたら価値は半減するでしょうし、この難解さがいいのです。しかし、いまの日本のように羅針盤を失った国家にとってはこういう雑誌と一般人を結びつける何かが非常に大切なのではないかなと愚考するしだい。宮本武蔵を論じてまた新渡戸稲造を解説して超一流の水準でもこのままでは十分に理解されないので、なにかのインターフェースが必要な気がします。
なにが必要か、いまの日本なら漫画かもしれません。
しかし、侍と武士、武士道、知っているつもりで実はぜんぜん分かってないことを再認識しました。
帰りに本屋で造反官僚とか言われる古賀氏の本を買って車中で読んでみました。
面白いのですが、これを読んで官僚が恐怖を感じることはまったくないのでしょうね。
批判は真っ当なものですが、デジャビュにちかいのです。

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