野田内閣の経産大臣やってくれました、言ってくれましたが正確ですか。
「放射能で死の町」、「放射能くっつけるぞ、これらふたつの文言を聞いたら、デリカシーはほとんどゼロ、マスコミ人たちの前での発言でしょう」から。前者が正直な感想、後者が冗談半分のサービスとすると、こんな人を大臣にした誰かの責任論も出るのでしょう。ただ、細川元首相の話では、野田氏と小沢一郎氏は同じ民主党でもしゃべったことがなかったそうなので、民主党内のつきあいなんてそんなものなのでしょう。首相といっても大臣の能力や人がらを充分把握しないで任命しているのでしょうか。わたくしは外務と財務の二人の大臣と二人の女性大臣は論外と思っていたので、さらに経産も駄目となると、資金面でゆるゆるの警察の元締め大臣と素人だからシビルでいいのだと言われた防衛大臣のふたりと未知の可能性を秘めた大臣はドンドン減っています。
常識的には経産大臣は早くさっと辞めてしまうのが身のため民主党のためのようです。特に今は週末ですから追求も少ないので月曜にはひらになっているのが賢いのでは。
島田紳助さん、あれほどの栄華をきわめていてもいまや記者の追っかけから身を守る状態のようです。
何度も書いてますように、わたくしの家の玄関から氏のマンションが目の前で、それゆえ色んな車がやって来てしばらく停車します。けさも2台来てました。きのうあたり、愛想のいい人もいて、妻にあやしいものではありません、Tスポーツのものですとのこと。週刊新潮には写真を撮られたのでもうこちら側には厚いカーテンでなにも写らないようになっています。駐車場には車がありますが、ご本人のかそれともダミーかはわかりません。
警察はちょっと図に乗っているのではないでしょうか。個人の通信記録をそんなにどんどんマスコミに流して公務員としていいのでしょうか。いいはずがありません。まあ、紳助氏もかなり苛酷なものいいでのし上がって来た人なので、このさいあまり人権など主張しにくいのはわかりますが、だからといって関係者が勝手に懲罰していいはずがありません。
いまの日本の世相は、戦前のくらい時代のように警察や検察やマスコミが合同して、色々な人たちを懲罰してきましたが、その懲罰のひとつも社会的に意義があったと思えるものが無いのです。
つまりまともな裁判がほとんどないのでしょうか。村木局長の冤罪事件はまともな裁判でしたがそもそも村木氏を強引に逮捕した検察の責任は曖昧模糊、個人の暴走ということになって、取り調べの可視化などさっぱり進んでいません。
紳助氏を懲罰してなんの意味があるのでしょう。どう懲罰するのでしょう。警察は死にものぐるいで罪を捜しているとかです。彼が金持ちすぎてけしからんのでしょうか。それともやくざ氏とつきあっていたからでしょうか。もう引退しているじゃないですか。あまのじゃくのわたくしとしては、ご近所でもあり、もう紳助氏をいじめなさんな、しばらくほっておいたらどうかといいたいです。日本の社会全体がますます残忍になるのはいやです。
それよりも東電を徹底的に叩くべきです。東電にはもっともっと厳しくすべきです。
京大の小出氏がいうように、今ばらまかれたり破棄された原発に溜まって漏れている放射能はすべて東電の私有財産なので、元に返して、東電本社とか東電の敷地にとりあえず戻したら、ということです。ばらまいた放射能はすべて東電の私有財産とは言い得て妙、東電の根源的責任が明らかです。東電が国策会社なら、政府と一体なら、すべて東電・政府といったり考えると理解がしやすいのでしょう。小出氏はこの東電政府の隠蔽体質はすさまじいといっています。
小出氏はいまだに助教のようですが、かれの日本社会における存在意義は教授100人がたばになってもかなわないのでしょう。彼を放逐、追放しなかった京大原子力関係者は偉いというべきか、そのような試みに耐えておられた小出氏が偉いというべきか。
京大総長にでもだれかおしたらいいのに。