文学賞も、化学賞も日本はこんかい無縁でした。
ところで化学賞は準結晶なるものの発見でした。イスラエルの放送局はアナウンサーがまったくなにも分かりませんと、言ったそうです。
それもそうでしょう、発見者のかたは米国にいたのですが、発見を誰も信用しないどころか、研究室からの退去を命じられたとのことです。有名なポーリング博士もひとことナンセンスといったそうです。発見者のかたは、フロンティアの研究は、政治だとかいったそうです。
ところがわたくしこの研究、分かるのです。この研究分かった気がするのです。1982年の発見だそうですが、同じような準結晶をウイルスの殻の構造でキャスパーとクルーグ博士が1960年から1962年にかけて示しています。つまり、ウイルス構造がバックミンスターフラーの示したドームのような6量体と5量体が配置した[準結晶」状態だと言うことを発見しています。大学院の一年の頃に読んでいたく感激したものです。
この化学賞の対象は無機物のようですが、電子顕微鏡写真をみるとウイルスの殻とそっくりに見えます。5角形がみえます。
面白いのは、同じ無機物でも本当の結晶よりずっと固い構造体ができて応用面で面白いことや役立つ製品がいろいろ分かってきたとのことです。
クルーグ博士も別な研究でノーベル賞をずいぶん前にもらっています。でもキャスパー博士はもらっていません。今回、一緒もありえたかもしれません。無機化学とウイルス構造では無理でしょうが。でも球状ウイルスをつくるには准結晶は不可欠のようです。