言葉狩り、と言葉閉塞から抜け出したい、落合監督と復興大臣のケース

言葉狩りとか言葉を閉塞させてしまうのが、いまの日本の状態みたいです。
復興大臣が友人の死を表現して、逃げなかったばかなやつといったので、もう辞職しろとかの論調ですが、これはさすがにひどすぎる言葉狩りでしょう。逃げなかった人間はみなばかだと、いったわけではないのでしょう。それに本当に逃げるべきだったのです。ことは命に関わるのですから、どうしても嘆息のような嘆きに近い言葉がでるのはしかたないでしょう。個々の言葉はパーソナリティの違いですから、これの多様性を認めなかったら、いけません。

落合監督りっぱに優勝したのに、またまたオレ流とかいう表現の見出しが躍ります。なぜ単純に賞賛できないのか。かんたんに賞賛したくないなにか理由があるのでしょう。個性が豊かな人だったので、なにかマイナスの要因をつけないと気がすまないのでしょう。それに監督はマスコミサービスをほとんどしないと聞きます。でも、単純に素晴らしい、と賞めたいのです。三冠王を三度もやった選手が、監督になって、中日をたった8年間担当してうち4回優勝したとのことです。さらに今回は連覇だったとのことです。
人物的にも、力量的にも、記録的にも、ただただすごい、という賞賛をしたいです。

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